ライオン誌日本語版1991年11月号
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- 扁M 視力ファースト・失明とたたかうライオンズ 一1
H G ロ
保健に対する人々の関心が︑今日
ほど高まったことはかつてない︒よ
を動かすようになっている︒
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り多くの人が食事に気を配り︑身体 だが︑そうした健康への関心は︑ 視力保護へも公平に向けられている
と言えるだろうか︒
11
この調査は︑眼病に罹患する確率
に何回か行われ︑アメリカ人の考え
の高い人々を対象とし︑それにはア
はいくらか明らかになってきている︒
り健康な生活を送ることが︑重要な 指針となってきている︒高コレステ
ロールと心臓病︑繊維質不足と大腸 がん︑ストレスと高血圧︑こうした
フリカ系アメリカ人︑生活困窮者︑
たとえば白内障による視力障害は︑・
老人などが含まれる︒何人かの糖尿
簡単で効果的な治療が可能なことが
病や緑内障をもつ人々も無作為に選
広く知られ︑今では白内障を原因と
関連が生活態度を決定づける大きな
要因として︑広く伝えられている︒ 二十年前には︑大腸がんや心臓病の 脅威が高コレステロールと結びつい ていることを知っている人は︑そん なに多くはなかった︒それが今では
一般の人々の意識を探ってみよう
ばれ︑失明の可能性に対する治療あ
する失明者はほとんどいなくなった︒
るいは対応の見通しを聞いてみる︒
ライオンズをはじめ各種の機関が行
今年︑ライオンズクラプ国際協会
は視力ファースト活動の一環として︑
この調査は視力ファーストの対象
う視力検査が普及し︑緑内障とか糖
となる人々の動向を知り︑啓蒙の方
尿病性網膜症といった眼病に対する
アメリカ国内の一般の人々の視力保 護および眼病に対する意識を調査す る︒一年に一度の視力検査を︑どの 程度の人々が必要と感じているだろ うか︒糖尿病が失明をもたらすとい うことを︑どのくらいの人が知って
いるだろうか︒
針を立ててゆくうえで不可欠である︒
知識が高まってきたことが裏づけら
視力ファースト計画の推進に当たっ
れている︒
て︑ライオンズは視力保護の適切な
ところが一方では︑まだまだ多く
感冒の予防と同じように︑こうした 病気のことをだれもが心配している
のである︒
手段と失明の脅威に対する知識を広
の眼病についての手当てと治療の知
く訴える活動を担うことになる︒そ
識が足りないことが︑明らかになっ
のためには︑医療費の無駄を省くう
ている︒それはたとえば︑老化に必
病気とその治療に対する関心は︑ 確かに高まってきている︒たとえば 女性たちは︑乳がんの早期発見のた
えでも︑対象となる一般の人々の考
アメリカ眼協会︑メリーランド州 ペセスダにある州立保健協会などと
を策定しなければならない︒
然的に伴う網膜黄斑の衰退で︑これ
えを基礎に︑綿密な知識啓蒙の計画
が視力を損なっていることへの関心 協力して︑こうした疑問を含む一般
の人々の視力保護への意識と行動を
探ってみようという試みである︒
号
は︑残念ながらまだ低い︒ただちに 意識を高めよう
−
明
めのX線検査を︑まるで歯医者にか
かるほどの手軽さで受診している︒
何らかの措置を講じなければ︑これ
阻
を原因とする失明老人が激増するだ
㎜
喫煙は次第にうとまれ︑日に日によ
視力保護に関する意識調査はすで
ろう︑と警鐘を鳴らす保健担当者は
n
山
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