ライオン誌日本語版1991年11月号
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- べきだと考えた何人かの人々が集ま
疑問があります︒
これは世界から失明をなくしようと いう画期的な目標を掲げ︑ライオン ズが中心となって視力保護に関する 各国政府機関︑各種 非政府機関との協力
世界に現存する人工的な障壁︑不信
号
って︑ライオンズクラブ国際協会を
私たちはいかなる政府︑いかなる
と歴史的な憎悪︑脅威とねたみの壁
1
用
創設しました︒そして私たちの組織
に︑﹁国際的﹂という名称が冠せら れているからには︑その会員たちは 国境を越え︑海を越えて相互信頼と
政治団体とも関係なく︑だからこそ
を乗り越えて︑ライオンズはその橋
切
渡しの役をすることができるのです︒
⑭
征服とか占領︑経済的︑政治的束縛
が進められていま
す︒
などは︑私たちには無縁のものです︒
n
山
協調の精神を互いにもって︑世界平 和を確固なものとするために助け合
う義務があるのです︒
私たちは奉仕団体であって︑﹁ウ
地球的規模の人道 奉仕への期待は︑年 を追って私たち会員
の間に高まってきて います︒私たちがモ
ィ・サーブ﹂こそ我が務めであります︒
それによって得られるものはと言
ウィ・サーブ こそ我が務め
今日︑ライオンズクラブ国際協会 ⁝
えば︑実に幅広い背景をもつ人々の
間に友情が築かれ︑信頼の種がまか
れ︑そして善意の芽が育まれること
は世界最大︑かつ最も活動的な奉仕⁝
団体となっています︒世界百七十一 の国あるいは地理的領域に存在し︑ 四万クラブ︑百四十万人の会員が活
動しているのです︒
ットーとする﹁ウ
ィ・サーブ﹂の理念
です︒あたかもこの意義ある世界青
年会議に集まった皆さんのように︑
を︑さらに協力し合
って地球の隅々にま で広げようというの です︒国際的なライ
さまざまな文化と国籍をもった人々
を一つにしようと︑私たちは努めて
いるのです︒いかなる政府もできな
我が国際協会は国際連合の創設に
かったのに︑ライオニズムの精神が オンズとしての自覚 が︑それを促進して
います︒
当たって︑この世界機構と協力する 非政府組織の一つとして︑大きな役
割を担ってきました︒ニューヨーク
ついに人造の壁を乗り越えたのです︒
ライオンズは互いに︑理解と相互信
頼という友愛の手を差し伸べました︒
青 集
議 にある国連ビルをはじめ︑世界各地 会 で行われる国連とライオンズ・デー 年
自発的な奉仕の限 界を越えて︑世界全 体にまでなぜ手を広
それは︑国際的な善意を妨げる唯一
の障害は︑自分の心のなかにあると
の催しには︑毎年︑何百人もの参加
ライオンズは認識したからです︒人
界 者があります︒国連の専門機関であ げるのか︒ライオン 世 る世界保健機関︵WHO︶と連携し ズクラブ国際協会は
て︑壮大な﹁視力ファースト﹂の事 何を意図しようとし ているのか︑という
がそれを作り上げた以上は︑それは
人によって取り除かれなければなり
ません︒
︻特 業計画に私たちは乗り出しましたが︑
たとえば皆さんが各種の大会に集
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