ライオン誌日本語版1991年11月号
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- まるライオンズの姿を目にし︑ある 彼ら全員が同じ言葉を使っているこ いは奉仕にいそしむ彼らを見るとき︑ とに気づくはずです︒それはライオ
ニズムという言葉 で︑翻訳の必要が
ないものです︒
誘因し破局に導くのです︒だから平
に謙虚に耳を傾け︑世界社会におけ
和は︑真の平和は︑世界の人々がこ
る人間の相互依存の関係をよく理解
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ぞって望みさえすれば︑そうするこ
して︑我々すべてがその達成を望ん
とによって初めて手に入れられるの
でやまない完全平和に向けて献身す
です︒なぜなら︑人々の心に生じる
ることを誓約するよう︑要望するも
人々の手を結び 合うこと︑それが 私たちにできる世 界平和への最大の
促進手段なのです︒
こうした障害を無視して︑理解と善
のであるL
意をもって人々が結び合うとき︑そ
なるからです︒
この文書は一九八八年三月十四日︑
の意思をもって初めて平和が可能に
当時の国際会長プライアン・スティ
ーブンソン判事によって︑正式に国
世界平和は条約や サミット会議︑兵 器削減などで決し てもたらされるも
のではありません︒
人類の至福に自発的奉仕を
連に手渡されました︑
こうしてライオンズが活動する世
ライオンズクラプ国際協会が世界
界の各地で︑人々の結びつきが強め
的な場で追求するものは︑これであ
られています.国際的な青少年交換
ります︒こうした活動が認められ我 もちろん︑それに よって戦争をしば らく抑止すること
はできるでしょう︒
事業を例にとっても︑これまでに何
が国際協会は三年前︑国連から﹁平
万人という青少年が親善大使となっ
和の使者﹂賞を贈られました︒当時︑
て外国に行き︑その家族の一員とし
国際理事会で﹁平和に関する見解方
て数週間を過ごしてきています︑異
針﹂が起草され︑承認を経て世界の でもそれは︑平和 を招来するもので はないのです︒平 和に対するものは 戦争ではなく︑不 信と欲望︑憎悪︑ 恐怖と自己中心的
な国家主義であっ
なる文化に接し︑また違ったものの
何百人もの指導者たちに向けて発送
考え方のあることを知って︑これを
されました︒そこにはあまねく世界
尊重する︑これに勝る手段があるで
各地に平和を確立するために︑我が
しょうか︑こうした経験を積んだ青
国際協会の立場が明確に打ち出され
少年たちが︑ちょうど皆さんと同じ
ていました︒その結びに次のように
あります︒
ように︑明日の世界の指導者になる
のです︒この会議を通じてお互いに
号
﹁よって我々はここに︑政府および
学ぶことは︑必ずや皆さんを世界市
用
一
立法府の責任者たちに対し︑国際平
て︑これが戦争を
民として育てるうえで︑役立つに違
旬
和の促進に効果をもたらす自らの潜
いありません︒
㎜
在的権限を自覚し︑世界人類の要望
自発的な奉仕というライオニズム
緬
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