ライオン誌日本語版2017年6月号
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- 最後に鼻緒を付けて完成。桐乃華工房では販売や修理も行っており、直接工房へ足を運べば、その人の足に合わせて鼻緒を付けてくれる 桐乃華工房:筑西市関本上345/TEL.0296-37-6108
が ら 、 桐 下 駄 作 り を 継 承 し て い る 。
中 心 部 ま で 約 11 ㌔
い 感 覚 や テ ク ノ ロ ジ ー も 取 り 入 れ な
域 北 東 端 を か す め 、 桜 川 筑 西 I C か ら 市 の に 貫 く 国 道 2 9 4 号 。 北 関 東 自 動 車 道 が 市
と コ ラ ボ レ ー シ ョ ン す る な ど 、 新 し
主 要 道 は 市 内 を 東 西 に 貫 く 国 道 50 号 と 南 北
「 ウ ッ ド バ ー ニ ン グ ・ ア ー ト 」 の 作 家
線 が 運 行 し て い る
更 に 13 年 か ら は 、 木 を 焦 が し て 描 く
に 南 へ 関 東 鉄 道 常 総 線 、 北 へ 真 岡 鐵 道 真 岡
オ ー ス ト リ ッ チ な ど も 使 っ て い る 。
東 西 に J R 水 戸 線 が 走 り 、 下 館 駅 を 起 点 【 交 通 ア ク セ ス 】
始 め と し た 国 産 材 を 中 心 に 、 エ イ や
3 人 ( 2 0 1 7 年 3 月 1 日 現 在 )
甲 州 印 傳 や 山 ブ ド ウ の つ た 、 畳 表 を
面 積 / 2 0 5 ・ 3 平 方 ㌔ 人 口 / 10 万 3 3 2
ロ ス ・ シ リ ー ズ を 製 作 。 ク ロ ス に は
と し て 発 展 、 「 関 東 の 大 阪 」 と 呼 ば れ た 。
ス に 表 面 仕 上 げ を 施 し た デ ザ イ ン ク
区 は 、 真 岡 木 綿 や 結 城 紬 な ど を 扱 う 商 業 の 町
周 年 の 2 0 1 1 年 か ら 桐 下 駄 を ベ ー
地 面 積 は 市 域 の 半 分 以 上 を 占 め 、 梨 や こ だ ま
の 武 史 さ ん に も 受 け 継 が れ 、 創 業 60
を 南 北 に 貫 流 し 、 肥 沃 な 田 園 地 帯 を 形 成 。 耕
い う こ だ わ り が あ る 。 こ れ は 3 代 目
と な っ て い る 。 ま た 鬼 怒 川 や 小 貝 川 な ど が 市
れ な く て も 年 に 10 作 は 新 作 を 作 る と
丘 陵 地 が あ る 他 は 、 ほ ぼ 全 域 が 平 坦 地 で 、 総
ま た 桐 乃 華 工 房 に は 、 売 れ て も 売
て 誕 生 し た 。 市 北 東 部 に 標 高 2 0 0 ㍍ ほ ど の
の ぜ い た く な 下 駄 だ 。
作 業 を し て い る 桐 乃 華 工 房 な ら で は
筑 西 市 は 茨 城 県 西 部 、 そ の 名 の 通 り 筑 波 山 西
こ れ が 「 合 目 」 で 、 原 木 か ら の 一 貫
る し と 、 、 下 一 駄 足 の の 表 下 を 駄 合 は わ 同 せ じ た 形 柾� � 目� で と 加 な 工 る す 。
も 作 っ て い る 。 丸 太 か ら 縦 に 切 り 出
る が 、 「 合 目 」 と い う 最 高 級 の 桐 下 駄
乃 華 工 房 で も そ の 両 方 を 製 造 し て い
一 」 下 と 駄 、 に 一 は 枚 天 物 板 の に 「 歯 真� � 物� を 」 接 が 着 あ し る た 。 「 桐 天
歳 月 を 要 す る こ と に な る 。
約 20 工 程 、 原 木 か ら す る と 約 2 年 の
鼻 緒 を 付 け て 完 成 と な る 。 こ こ ま で
う 、 と の こ な ど で 磨 き 上 げ 、 最 後 に
さ で あ る 木 目 と 光 沢 が 十 分 に 出 る よ
木 製 品 と な る 。 こ れ を 桐 本 来 の 美 し
ス イ カ な ど の 特 産 が あ る 。 市 の 中 心 ・ 下 館 地
面 積 の 約 95 % は 居 住 ま た は 耕 作 が 可 能 な 土 地
関 城 町 ・ 明 野 町 ・ 協 和 町 の 1 市 3 町 が 合 併 し
麓 に あ り 、 2 0 0 5 年 3 月 28 日 に 、 下 館 市 ・
筑� � 西� � 市
非常に趣のあるたたずまいを見せる下館駅は水戸線、 常総線、真岡線の3線が乗り入れるターミナル駅
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LION 2017年6月号
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