ライオン誌日本語版1991年11月号
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- 号
私の考える﹁獅子道﹂
胡
一
切
ライオニズムにロマンを求めて ︶ 1 ︵
川島 達人︵東京銀鰺︐︶
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島21興60°6984858867 889
川19旭191919191919 191
る︒
人は︑大樹の下で憩いをとる︒
私の考える獅子の道は︑ここが出
とぱり
獅子の道を求めてやまないライオ
発点である︒
ンズ会員にとって︑それぞれのクラ
﹁夜の帷のなかで︑光の言葉を交わ
の露に喉を潤しているが︑美しい絹 の糸をつくり出すのは︑蚕だけだと いうことである︒人間も同じく︑人
生という同じ食べ物を口にしながら︑
志を同じくする者が集まり︑クラ
ブは大地に根を張る緑樹である︒そ
すのは螢だけである﹂
ブが生まれ︑手を携えて ウィ・サ
こには︑憩いと潤いと励ましがある︒ 魚は︑珊瑚の陰でお産をする︒
ホーホー︑ホタル来い! という
ーブ の道を歩むことであろう︒
童歌もいまは懐かしい︒ホは火の
ことであり︑ホーホーとは光が強く
わらべうた
あたかも魚にとっての珊瑚の床のご 漫然と一生を過ごす人もいれば︑そ の同じ生を享けた社会に何がしかの
貢献をして一生を終える人もいる︒
とくー⁝︒
なったり︑弱くなったりする様子を
表している︒
螢は︑その青白い灯の明滅のうち
に宇宙の神秘︑生の営みの美しさを
恵まれない不遇の人々に愛の光を 与えたい︑社会から受けた恩恵に対
し少しでもお返しをしたいという心 情は︑ライオンズ会員ならだれもが 抱く共通の願いである︒そして︑ラ イオンズクラブの活動も︑ライオニ ズムの原点も︑ここにあると思われ
てつんど
島根県出雲市長の岩國哲人氏では
わりがありそうだ︒
ことができる︒したがって屋久杉の
ないが︑私には木ならぬ樹へのこだ
ごとく︑樹齢数千年を経た樹は︑学
人間に諭してくれているように思わ れる︒また︑﹁蚕だけが絹を吐く﹂
とも言われる︒
者の得難い研究対象になる︒
一つの年輪には︑その一年間の樹
魚のうろこにも年輪があって︑魚
木の歴史が刻み込まれている︒そし
齢の査定に使われる︒石にも石齢が
地球上には︑何千何万種の昆虫が
て︑その年輪から地球の過去の寒暖
ある︒つまり︑石に含まれる極微量
いて︑同じように木の葉を食べ︑草
や乾湿︑早天や洪水などを推測する
のウランが時計の役目をする︒ウラ
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