201805_06

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- PRESIDENT'S MESSAGE
環境を思いやり、 将来の世代とつながろう
ナマステ!
Dr. Naresh Aggawal
国際協会指定記事
苦しんでおり、貧富を問わず健康と暮らしを 脅かされています。何よりも、気候変動の予 期せぬ影響への対応が不可欠です。 しかし、こうした課題は克服不可能なもの ではありません。誰にでも出来る小さなこと がいくらでもある一方で、各地域社会と結び 付いているライオンズの巨大なネットワーク を役立てれば、仲間と力を合わせて大きな変 化をもたらすことが出来るはずです。浜辺や 小道の清掃、むき出しの土手への植樹、新聞 紙やビニール袋のリサイクルといった活動に、 仲間と協力して取り組んでください。そうす れば新会員を呼び込むことにつながるだけで なく、自分自身とクラブを現在と将来のより 大きなコミュニティーに結び付けることにな るでしょう。 私たちは地球の自転をいつも意識している わけではありません。しかし、夜の後には必 ず朝がやってきます。奇麗な飲み水を飲むこ とが出来ない20億人のため、衛生的なトイ レを使えない数百万人のため、絶滅の危機に 瀕している多くの生物のために、私たちの地 球には新しい夜明けが必要です。 この地球は私たちのものではなく、私たち が地球に育まれているのですから。
他者に奉仕する時、その行い自体に特別な 喜びが伴うことを、ライオンズは知っていま す。ライオンズが作った遊び場で戯れる子ど もは顔をほころばせ、はしかのワクチンを受 ける赤ちゃんの母親は、目に安堵の色を浮か べます。それを目にする時の気持ちに勝るも のはありません。被災者に避難所を提供する 時も、恵まれない人々を支援する時も、私た ちはその行いを通して周囲の人々と結び付い ているのです。 しかし、すぐにはこうした喜びを得られな くても、行動しなければならない時もありま す。プラスチック製品の使い捨てをしない、 車の使用を控える、シャワーを浴びる時間を 短縮するといった、環境のための行動がそれ です。すぐに結果が現れないからといって、 この世界を思いやることをおろそかにすべき ではありません。私たちはここで暮らす以外 になく、それを守っていくことは、将来の世 代に対する私たちの責任だからです。「環 境」は国際協会の新しいグローバル奉仕分野 の一つであり、この分野の奉仕受益者数は過 去4年間だけでも6,400万人に達しています。 世界の若者たちも環境保全には意欲を燃や しています。クラブからの報告によれば、環 境関連事業を若手会員勧誘の手段にしたとこ ろ、効果が得られたそうです。最近環境活動 を行ったクラブは全体の半数を超えています。 私の母国インドも数々の環境問題に直面し ています。国民は大気汚染と地下水の枯渇に
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Lions Clubs International President
2017-18年度国際会長
ナ レシ ュ ・ ア ガワ ル
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LION 2018年5・6月号
※ 「国際会長メッセージ」 の原文は国際協会公式サイトに掲載されています http://www.lionsclubs.org/EN/who-we-are/our-leaders/presidents-message.php
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