ライオン誌日本語版2017年2月号
- ページ: 50
- 海 観 岸 も が 穏 天 や 然 か の だ 防 。 波 入 堤 り を 組 な ん す だ 小� リ 木� ア 港 ス は 式 、 し 、 夏 は 北 海 道 周 辺 海 域 へ 北 上 す る 。 ス ル メ イ カ は 春 先 に 南 の 海 で 産 卵
に 比 べ て 、 富 山 湾 側 の 内 浦 は 波 も 景 の 荷 揚 げ 基 地 と な っ た 。
る 。 日 本 海 に 面 し た 外 浦 の 荒 々 し さ 北 海 道 の 函 館 と 並 ぶ 船 凍 ス ル メ イ カ
え ば 海 越 し に 雄 大 な 立 山 連 峰 が 見 え 凍 技 術 が 進 み 、 小 木 港 は 青 森 の 八 戸 、
の 海 岸 は 富 山 湾 に 面 し 、 条 件 が そ ろ 拓 し て い く 。 戦 後 は 船 の 大 型 化 と 冷
能 登 半 島 の 先 端 近 く に あ る 能 登 町 て 北 の 海 を 目 指 し 、 新 た な 漁 場 を 開
小取 木れ のた 船て 凍新 イ鮮 カ
る と 、 小 木 の 漁 師 た ち は イ カ を 追 っ
に は 不 向 き だ っ た 。 そ こ で 明 治 に な
深 く 落 ち 込 ん だ 溺 れ 谷 で 定 置 網
小木港の隣、奈古浦の港に停泊するのは、近海の地イカを取る小型イカ釣り船
し 、 小 木 沖 は
揚 が る の に 対
に 豊 富 な 魚 が
漁 で 季 節 ご と
港 に は 定 置 網
町 言 内 わ の れ 宇� る 出� 。 津� 同 じ
イ カ 漁 の 始 ま り と
を 取 っ た の が 小 木 の
で 、 そ の 餌 用 に イ カ
古 く は タ ラ 漁 が 盛 ん
風 待 ち 港 で も あ っ た 。
藩 政 時 代 は 北 前 船 の
新鮮な小木イカを 使った一夜干しや 生姜甘味噌を詰め た鉄砲焼きなど加 工品の数々。 港に 近い和平商店では、 地元の婦人たちが慣 れた手つきでイカを さばき加工作業を行う 協力/㈱和平商店 (Tel.07 68-74-0055) 約 1 時 間 25 分 。 能 登 空 港 か ら は 約 20 分 金 沢 市 中 心 部 か ら の と 里 山 海 道 、 珠 洲 道 路 を 経 て と 鉄 道 七 尾 線 で 穴 水 駅 ま で 2 時 間 50 余 分 り 、 穴 水 駅 か ら 町 役 場 の あ る 宇 出 津 ま で バ ス で 約 い 。 金 沢 駅 か ら I R い し か わ 鉄 道 ・ J R 七 尾 線 ・ の 【 05 交 通 年ア にク のセ とス 鉄】 道 能 登 線 が 廃 線 に な り 現 在 鉄 道 は な ( 2 0 1 6 年 12 月 1 日 現 在 ) 面 積 / 2 7 3 ・ 27 平 方 ㌔ 人 口 / 1 万 8 3 5 6 人 業 遺 産 に 認 定 さ れ た 。 登 町 を 含 む 「 能 登 の 里 山 里 海 」 が ユ ネ ス コ の 世 界 農 に 特 色 あ る 祭 が 伝 承 さ れ て い る 。 2 0 1 1 年 に は 能
ば れ 祭 、 巨 大 な キ リ コ が 並 ぶ 柳 田 大 祭 な ど 地 域 ご と
能 登
NOTO
き 、 御 輿 を 海 や 火 の 中 に 投 げ 込 む 勇 壮 な 宇 出 津 の あ 「 キ リ コ 」 と 呼 ば れ る 奉 燈 が 御 輿 を 先 導 し て 練 り 歩 多 く 残 す 。 春 か ら 夏 、 豊 漁 や 豊 作 を 祈 願 す る 祭 で は 構 成 さ れ 、 豊 か な 里 山 ・ 里 海 の 伝 統 文 化 や 風 習 を 数 所 属 と な っ た 。 富 山 湾 に 面 し た 海 岸 地 域 と 丘 陵 地 で 郡 2 内 0 浦 0 町 5 が ( 合 平 併 成 し 17 、 ) 年 こ に れ 鳳� � に 至� 伴 郡 い 能 新 都 設 町 さ 、 れ 柳 た 田 鳳� 村 � 珠�、 郡 珠� の 洲� LION 2017年2月号
石 川 県 能� � 登� � 町�
50
- ▲TOP