ライオン誌日本語版2020年3・4月号
- ページ: 17
- 国際会長メッセージ
思いやりは人の心を温かくする
国際協会指定記事
思
Dr. Jung-Yul Choi
Lions Clubs International President
ライオンズの皆さん、こんにちは! いやりとは何でしょう? それは、世界中のライオンズクラブがそれぞれの地域社会や国内外で 行っている全てのこと、つまり奉仕を意味していると私は思います。
しかし、思いやりという言葉はとても頻繁に使われるために、かえって真の意味
が見失われてしまう場合もあります。思いやりとは、この世に生きる人々の暮らし を、たとえ一瞬であってもより良いものにしようとするあらゆる行為です。それは まさしく、私たちライオンズが食料を支援したり時間を費やして行っていることで はないでしょうか。私たちが人々に、自分には存在する価値があると思える瞬間、 独りぼっちではないと感じられる瞬間を提供しようとしていることではないでしょ うか。 思いやりの行為には、街路に木を1本植えるといった小さなものもあります。ラ イオンズの地区全体で資金を蓄え、男女平等教育に取り組むコミュニティー・セン ターを建てるなど、大規模なものもあります。 適切に行われた思いやりの行為は、それを提供した側の人にも幸せを感じさせて くれます。どんな活動であってもそれは変わりません。時に見落としがちなのは、 寄付という行為も思いやりの一つだということです。私たちが寄付を行うのは、そ の問題が自分の力だけではどうにもならないと分かっているからです。それは、 「自分の手には余るけれども、助けになりたい」という意思表示に他なりません。 そして、そのための最善の方法の一つは、皆さんの財団、ライオンズクラブ国際財 団(LCIF)に寄付することです。 私は国際会長として、皆さん一人ひとりが与えることにより恵みを手にされるこ とを願っています。ライオンズとしての思いやりの行為が、寒い季節にも皆さんの 心を温めてくれますように。 心を込めて
2019-20年度国際会長
ジュ ンヨ ル・チ ョ イ
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LION 2020年3・4月号
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