ライオン誌日本語版2019年9・10月号
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- 国際協会指定記事
一人ひと りの光で暗闇を照らそう
Lions Clubs International President
Dr. Jung-Yul Choi
の任期中の焦点は、奉仕に多様性を持たせることです。世界中には140万人以上のライ オンがいますが、その一人ひとりが唯一無二の存在です。そして同時に、等しく重要な 存在です。つまり、私たちは互いの違いを認識するだけでなく、それを受け入れなけれ ばなりません。 私の住む韓国の釜山に、いつも散歩する道があります。早起きして日の出前に出掛け ると、歩いているうちに頭が冴えてきて、すがすがしい気持ちになります。特にすばら しいのは、世界が暗闇から光の中へと変わっていくようすです。私の一日は暗闇の中で 始まりますが、次第に心が澄み、空には光が差し始めます。そして目の前の世界は、文 字通り姿を変えていきます。 別の地点からの展望は、常に興味をかき立てててくれるものです。新しい光に照らさ れた時でも、他の誰かの視点に立った時でも、それは同じです。隠れていたものが姿を 現すこともよくあります。仲間のライオンズや地域の人々に太陽になってもらえば、自 分には見えなかったものを照らしてくれます。相手の見方に賛同出来ない場合もあるか もしれませんが、合意点を見いだすことへの希望は、日に照らしてはっきりと物事を見 ることによってしか生まれません。 そして、そうした多様な視点の中から、以前は見えていなかった解決策を見つけ、地 域社会が直面している問題に対処出来るようになるでしょう。 多様性を受け入れることによってこそ、私たちはライオンとして、また人として成長 出来るのだと、私は信じて疑いません。 多様性によって奉仕する新しい年度の始まりを祝して。
ラ
ライオンズの皆さん、こんにちは! イオンズクラブ国際会長として、ライオンズのコミュニティーに私の最初の メッセージを届けることを、心から光栄に思います。
新年度を迎えた今、私はライオンズの前途に大きな希望を抱いています。私
2019-20年度国際会長
ジュ ンヨ ル・チ ョ イ
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LION 2019年9・10月号
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