ライオン誌日本語版2017年9月号
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- 岩手県山田町
八幡鹿舞
表紙の背景 ●
来 不 通 に な っ て お り 、 現 在 は 釜 石 か ら バ ス を 利 用 し 約 1 時 間 。
の 陸 中 山 田 駅 を 始 め 4 駅 が あ る 。 が 、 宮 古 〜 釜 石 間 は 震 災 以
※ 山 田 町 に は 盛 岡 か ら 宮 古 を 経 由 し 釜 石 ま で 結 ぶ J R 山 田 線
様 子 を 摸 し て い る の だ と い う 。
里 に 下 り て き た 精 霊 が 、 祖 霊 と 豊 作 の た め に 舞 い 、 鹿 が 踊 る
ナ ガ ラ 」 を 身 に ま と い 迫 力 あ る 舞 を 披 露 す る 。 こ れ は 山 か ら
よ る 印 象 的 な お 囃 子 に 乗 っ て 、 木 を 薄 く 削 っ て 束 ね た 「 カ ン
田 八 幡 宮 に 明 治 時 代 か ら 奉 納 さ れ て き た 「 八 幡 鹿 舞 」 。 笛 に
か の グ ル ー プ に 入 っ て そ れ ら の 練 習 を す る そ う だ 。 表 紙 は 山
土 芸 能 も 奉 納 さ れ る 。 山 田 の 人 た ち は 小 さ い 頃 か ら 、 い ず れ
「 興 山 祈 田 願 祭 例 」 大 で 祭 は と 神 し 輿 て だ 執 け り で 行 な わ く れ 、� る 虎� こ と 舞� � や に 神 な 楽 っ 、� た 鹿� の だ 舞� � な 。 ど の 郷
い に よ っ て 、 震 災 で 開 催 が 危 ぶ ま れ て い た 「 山 田 祭 」 が 、 復
の だ と い う 。 そ の た め 、 祭 り を 愛 す る 山 田 町 の 人 々 の 熱 い 思
帰 省 す る の は 、 お 盆 で は な く 「 山 田 祭 」 が 開 催 さ れ る 9 月 な
き て い る 、 と 言 わ れ る ほ ど の 祭 り 好 き 。 故 郷 を 離 れ た 人 々 が
姿 は な か っ た 。 と は い え 、 山 田 町 の 人 た ち は 祭 り の た め に 生
災 で 両 神 社 の 神 輿 も 被 災 。 こ の 年 の 「 山 田 祭 」 に 暴 れ 神 輿 の
の 暴 れ 神 輿 が 終 日 、 町 中 を 駆 け 回 る 勇 壮 な 祭 り だ 。 た だ 、 震
山 田 八 幡 宮 例 大 祭 と 大 杉 神 社 例 大 祭 の 総 称 で 、 本 来 は 両 神 社
間 、 町 内 最 大 の 祭 り 「 山 田 祭 」 が 開 催 さ れ た 。 「 山 田 祭 」 は 、
そ の 山 田 町 で 、 震 災 か ら 半 年 が 経 っ た 9 月 17 、 18 日 の 2 日
山 田 駅 を 中 心 と す る 市 街 地 は 広 範 囲 に わ た っ て 焼 失 し た 。
で 壊 滅 的 な 被 害 を 受 け 、 更 に そ の 後 に 発 生 し た 火 災 で 、 陸 中
山 田 町 は 岩 手 県 沿 岸 部 の ほ ぼ 中 央 、 東 日 本 大 震 災 で は 津 波
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