ライオン誌日本語版2005年5月号
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- で し ょ う 。
( 応 募 要 領
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ジペ ー
)
た め に 、 そ の シ ン ボ ル の 鬼 瓦 を 降 ろ す と こ ろ に 着 目 。 こ れ が 川 柳 眼
潟 県 の 方 が お 作 り に な ら れ た の で 、 余 計 説 得 力 が あ り ま す 。 安 全 の の し 袋 今 日 は め で た い 筆 の 跡
獣 が 主 流 に な っ た と 言 わ れ て い ま す 。 こ の 句 、 大 地 震 に 遭 わ れ た 新
は レ ン ゲ の 花 を 文 様 化 し た も の だ っ た の が 、 八 世 紀 に な っ て 、 鬼 や 捨 て き れ ぬ 勿 体 無 い が 肥 満 体
( 評 ) 鬼 瓦 と は 、 そ も そ も が 建 物 の 安 穏 を 祈 っ て 飾 ら れ る も の 。 七 世 紀 で
耐 震 へ し ぶ し ぶ 降 ろ す 鬼 瓦
( 新 潟 県 ・ 見 附 ) 宇 之 津 滋 朗 身 嗜 み き ち ん と 老 い の 薄 化 粧 真 心 の 奉 仕 が つ い に 福 を 呼 ぶ
と も 申 し ま す 。 や っ ぱ り 本 は 読 ま な く て は 。
中 し て ( 心 到 ) 熟 読 す る こ と が 肝 要 と い う 意 味 で す ね 。 「 読 書 尚 友 」
書 は 、 声 に 出 し て 読 み ( 口 到 ) 、 よ く 目 を 開 い て 見 ( 観 到 ) 、 心 を 集
「 鮮 度 を 保 つ 」 が 文 字 通 り 新 鮮 。 「 読 書 三 到 」 を 思 い 出 し ま し た 。 読
( 評 ) そ う か 、 読 書 と は そ う い う も の だ っ た の か と う な ず か せ る 一 句 で す 。
着 ぶ く れ て ペ ン ギ ン 歩 き 街 を ゆ く
人 間 の 鮮 度 を 保 つ 読 書 量
【 特 選 】
■ 選 者
大 木 俊 秀
( 青 森 県 ・ 弘 前 中 央 ) 高 橋 敬 白 鳥 よ 拉 致 の 子 を 捜 し て お く れ 茶 筅 ふ る 時 だ け 若 い 妻 の 所 作 う ま い 酒 飲 ん で は 苦 い 薬 飲 む 大 相 撲 地 球 儀 そ ば に 置 い て 見 る 中 流 の 夢 を む さ ぼ る ホ ー ム レ ス 主 語 述 語 哀 し い こ と が 多 過 ぎ る
▼
生 き て い る 証 拠 鼾 を か く 夫 婦
【 入 選 】
神 谷 治 雄
→ ( 佐 賀 県 ・ 佐 世 保 西 )
順 々 に 積 荷 下 ろ し て ゆ く 余 生
大 f 博 正
( 長 崎 県 ・ 諫 早 )
甲 斐 忠 視
( 宮 崎 橘 )
井 上 忠 一
( 宮 崎 橘 )
吉 田 A 公
( 鳥 取 県 ・ 倉 吉 打 吹 )
世 界 一 石 油 の 国 を 援 助 す 中 る 島 弘 風
( 兵 庫 県 ・ 宝 塚 グ リ ー ン )
独 り 言 一 人 二 役 し て い ま 田 す 中 信 幸
( 福 井 県 ・ 敦 賀 み な と )
藤 f 久 男
( 千 葉 県 ・ 東 庄 )
佐 藤 隆 吾
( 新 潟 県 ・ 五 泉 )
高 橋 脩
( 宮 城 県 ・ 気 仙 沼 )
千 葉 章 男
( 岩 手 県 ・ 水 沢 中 央 )
及 川 平 一
( 岩 手 県 ・ 藤 沢 岩 手 )
西 谷 博 文
( 青 森 県 ・ 黒 石 )
大 久 保 健 峰
( 青 森 県 ・ 八 戸 中 央 )
坂 本 憲 昭
( 青 森 県 ・ 五 所 川 原 )
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The Lion 2005. 5月号
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