ライオン誌日本語版2017年3月号

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- A Message From Our President
次なる世紀への新たな奉仕プラットフォーム
私がもっと若かった1960年代には、変革 の風が吹いていました。とはいえ、そうした 風は常に吹いているものです。ジョン・F・ケ
Chancellor Bob Corlew
Lions Clubs International President
覚障害者も支援します。私たちは児童の眼科 検査を拡大し、黄斑変性、糖尿病性網膜症、 緑内障など、深刻化している問題により多く の資源を投入します。 青少年への支援についても、私たちは奉仕 への共鳴を促していきます。特に重点を置く 者の生存率がわずか10%という国々もありま す。 このグローバル奉仕の新たな枠組みは、綿 密な調査とライオンズ、レオの幅広い意見に 基づき選ばれました。そのため、ライオンズ とレオの関心と能力にかなったものであると、 私たちの目標は2021年まで毎年2億人に奉 仕することであり、これは人道奉仕のインパ クトを現在の3倍にするという壮大な計画で す。しかしご存じのように、過去に目標の達 成を求められた時、ライオンズは必ず設定し たゴールを打ち破ってきました。 世界はめまぐるしく変化しています。ライ オンズは自ら変化し、奉仕の焦点を新たにす ることによって、それらに対応していきます。 次なる奉仕の世紀は私たちの組織の規模と活 動の範囲を大きく拡大させ、ライオンズは善 を尽くす最も強力な奉仕組織であり続けるこ とになるでしょう。
ネディ大統領は、「変化とは人生の法則であ る。過去と現在しか見ない人は、確実に未来 を見失う」と述べています。従って、私たち それを「方向性を持った改革」と表現しまし ょう。私たちは、世界を良い方向へと変える 必要があるのです。 ライオンズクラブ国際協会は方向性を持っ て変わりつつあり、新たな奉仕プラットフォ ームを推進しています。従来の取り組みは今 青少年を支援し、クラブが行っている数々の 活動を続けていきます。私たちのグローバル 奉仕の新たな枠組みとなるのは次の五つの分 野で、私たちは視力保護に加えて糖尿病の管 理、小児がんへの対応、環境保全、飢餓の防 止にも取り組むことになります。 糖尿病に関する活動は特に重視されます。 糖尿病による弊害は先進国でも発展途上国で も急速に広がっており、ライオンズは認識を 向上させ、検査・治療プログラムを拡大して いくことになります。 また、環境への取り組みも大きく強化しま す。これは若いライオンやレオとって実に重 要なことであり、水と空気の浄化、衛生の改 善、自然エネルギーの利用拡大といった活動 が対象となります。 視力に関しては、失明者を援助し、眼科診 療所や病院の建設を続けることに加えて、視
は必然的な変化に対応しなければなりません。 のは小児がんです。悲しいことに現在は、患
も意義深く、私たちは今後も失明者を援助し、 私たちは確信しています。
2016-17年度国際会長
ボブ・コーリュー
※ 「国際会長メッセージ」 の原文は国際協会公式サイトに掲載されています http://www.lionsclubs.org/EN/who-we-are/our-leaders/presidents-message.php
LION 2017年3月号
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