投稿リポート
タイの姉妹クラブと共に
貧困家庭の子らを支援
岡山東ライオンズクラブ
#人道支援
#食料支援
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タイ・チェンマイの辺境に暮らす貧困家庭の子どもたちの中には、家族の元を離れて学校の寮に預けられている子どもも多い。そうした地域にある小学校、BAN HEAUPA schoolの校舎は老朽化し、欠食児童が多く、寮で生活する子どもも十分な食事が提供されていないという。私たち岡山東ライオンズクラブ(上田展宏会長/61人)は、チェンマイ・ナコンピン ライオンズクラブと協力し、新しい校舎の建設と、一日3食の食事を出すための資金援助の合同事業を行った。
当クラブとチェンマイ・ナコンピン ライオンズクラブは、40年前に姉妹提携を結んでいる。当時の当クラブ会員がチェンマイに工場を作ったのがきっかけで、以来、互いの子弟の交換事業を行うなど交流を深めてきた。5年ごとのクラブ結成周年記念には相互に訪問し、奉仕活動にも参加している。今回の合同事業は、チェンマイ・ナコンピン ライオンズクラブが結成50周年を記念して計画したもので、当クラブもその一翼を担わせてもらった。
タイ北部の貧困家庭の子どもたちが置かれている状況を知った時、1960年代の日本でも、辺地校の欠食児童のためにライオンズクラブが支援に動き、国による給食提供につながったことを思い出した。そして、現代においても同じような境遇にある子どもたちのため、記念事業に参加することになった。
校舎建設や給食提供に向けた具体的な作業は、チェンマイ・ナコンピン ライオンズクラブに進めてもらい、当クラブでは会員15人が1月11日からチェンマイを訪問。50周年記念式典に出席し、支援した小学校を訪れて実情を視察した。式典の際には、過去の交換事業で岡山に来た若者たちが大勢集まって再会を喜び合った。小学校では子どもたちが元気な笑顔で私たちを出迎え、歓迎の歌を披露してくれるなど、一緒に楽しいひと時を過ごした。短時間の訪問ではあったが、大きな感動を胸に帰国した。
2025.02更新(PR委員長/小野大作)
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