投稿リポート 中越地震から20年の節目に
五つの事業を実施

中越地震から20年の節目に五つの事業を実施

2004年10月23日17時56分、新潟県中越地震が発生し、長岡市も強い揺れに見舞われて大きな被害を受けた。それから20年目となった2024年10月23、24日の2日間、長岡長生ライオンズクラブ(石田章会長/115人)は、「中越地震復興20年に出来る地域への奉仕」として、地域の皆さんと協力しながら五つの奉仕活動を行った。中越地震からの復興と感謝のシンボル「新潟県中越大震災復興祈願花火フェニックス」に関わる企画で、打ち上げの際に流される「Jupiter」を歌う歌手の平原綾香さんの協力で実現した。

①長岡市立豊田小学校「おしえて!長岡花火先生」子ども出前授業の支援
長岡市立豊田小学校の児童が、能登の空に長岡花火を打ち上げて復興を応援したいと考えた企画「ともに上げよう!フェニックスプロジェクト」を支援。豊田小学校と能登地震で被災した石川県七尾市立小丸山小学校の6年生によるオンライン交流授業中に、平原さんが体育館に登場するサプライズ企画で、子どもたちを激励してもらった。

長岡市立豊田小学校と七尾市立小丸山小学校のオンライン交流事業

②中越地震復興20年祈念ドキュメンタリー映画「長岡大花火 打ち上げ、開始でございます」上映会
10月23日、ホテルニューオータニ長岡NCホールで上映会を開催した。2024年6月に公開された「長岡大花火 打ち上げ、開始でございます」の坂上明和監督に特別に製作をお願いしたダイジェスト版を、多くの市民に観賞していただいた。

③花火と復興:スペシャルゲスト平原綾香さん
映画上映に続いて、平原さんが登場。新潟県中越大震災復興祈願花火フェニックスの立ち上げメンバーの一人だった当クラブの石田会長と、20年の軌跡を振り返るトークを行った後、平原さんが「Jupiter」「今、風の中で」の2曲を披露してくれた。会場ロビーでは、豊田小学校の子どもたちによる「ともに上げよう!フェニックスプロジェクト」募金活動が行われた。子どもたちが今回の経験から感じた仲間たちや社会とのつながりは、いつか彼らの大きな力となってくれると思う。当初、この催しの参加費は「平原綾香Jupiter基金」へ寄付する予定だったが、平原さんの強い希望で、豊田小学校の「ともに上げよう!フェニックスプロジェクト」へ全額寄付することになった。

④長岡市立高等総合支援学校を平原綾香さんが訪問
24日には、平原さんと共に長岡市立高等総合支援学校を訪問。平原さんは生徒たちへ、勇気を与える心温まるメッセージを送ってくれた。

⑤中越地震復興20年の奉仕活動のテレビ放映(PR事業)
これら一連の事業全体をTeNYテレビ新潟からニュースなどで発信した。長岡魂「ひとりじゃない」(「Jupiter」の曲中に何度も出てくる歌詞の一節)を広く伝えられたことは、能登半島地震を始めとする災害被災地の復興につながるものと考えている。

2025.01更新(幹事/五十嵐陽平)

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