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倉敷ライオンズクラブ（大原秀之会長／66人）では長年、小学生を対象としたサッカー教室を開催しており、今年で31回目となった。この教室の運営は、当クラブが毎年秋に開催する「現代工芸美術展」との連携によって成り立っている。「現代工芸美術展」では多くの芸術家の協力で出品された作品をオークション販売し、その浄財を大会の運営資金としているのだ。

近年は、地元岡山を拠点とするJリーグのファジアーノ岡山の協力を得て選手とスクールコーチを招き、子どもたちにサッカーの楽しさや技術を指導してもらっている。大会には倉敷市教育委員会の後援を受け、倉敷商工会議所青年部も人員を派遣して運営に協力してくれる。

2024年12月14日、晴れわたる冬空の下、会場の倉敷運動公園陸上競技場には抽選で招待された小学生約100人が集まった。そのちょうど1週間前、ファジアーノ岡山はJ1昇格プレーオフの決勝戦を戦って見事勝利！　チーム創設以来初のJ1昇格を決め、地元岡山が大いに沸いている中での開催となった。憧れの選手と対面した子どもたちはもちろん、保護者、そして私たち倉敷ライオンズクラブのスタッフ35人も、例年以上に心が高揚していた。

現役プロ選手3人とファジアーノ岡山サッカースクールのコーチたちの指導は、さすがプロ！と思わせる内容で、楽しそうな子どもたちの笑顔と、天然芝の上で目を輝かせてボールを追いかける姿に、大会の意義を改めて感じることが出来た。

サッカーが大好きで、クラブチームやスポーツ少年団で日々活動する少年少女にとっては、たった1日の教室だったかもしれない。それでも、プロ選手との触れ合いが貴重な経験となり、一生忘れられない思い出になることを願って、ファジアーノ岡山と共に大会を続けていきたい。

2025.01更新（青少年育成･YE委員長／清野文昭）

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