投稿リポート 外国人による弁論大会で
人と人との交流を

外国人による弁論大会で人と人との交流を

2024年12月8日、愛媛県・松山湯築ライオンズクラブ(中嶋和也会長/44人)は松山市の愛媛CATVオープンスクエアにおいて「外国人による『にほんご』弁論大会」を開催した。この大会は2008年1月の第1回から数えて15回目となり、当クラブを代表する事業となっている。地域で生活する外国人に、日本語で文化や生活習慣の違いなどを発表してもらい、互いの文化や考え方を理解し合うことを目的にしている。

大会にはアフガニスタン、インドネシア、ウズベキスタン、韓国、中国、ネパール、バングラデシュ、フィリピンの8カ国、13人が出場し、日本語のスピーチを披露した。我々ライオンズメンバーを含め、会場の聴衆にとっては、母国を離れて日本で暮らす外国人の感じ方や考え方など、新たな発見の機会になったものと思う。審査員は愛媛大学国際連携推進機構の村上和弘氏、愛媛新聞社の玉井和子総務企画局長、松山青少年市民会議の西川暁事務局長に、当クラブの中嶋会長を加えた4人で、厳正な審査が行われた。

第1回が開かれた15年前と比べ、現在は留学生や技能実習生など日本で生活する外国人も、観光で来日する外国人も増加し、日々の生活の中で触れ合う機会が多くなっている。「国際交流」というと大きなテーマのように思えるが、「隣にいる人とコミュニケーションを取る」「困っている人には手助けをする」など、日本人同士では当たり前にしていることを、言語が異なる外国人とも臆せずに出来るようになることが、その第一歩ではないだろうか。

今後、時代の流れに合わせて事業の形は変わるかもしれないが、我々の活動が人と人との交流の一助となることを心から願っている。

2025.01更新(幹事/荻山浩平)