投稿リポート
ウクライナ支援
ジョイントコンサート
富山県・となみセントラル ライオンズクラブ
#人道支援
#青少年支援
となみセントラル ライオンズクラブ(原野博明会長/87人)は2024年10月26日、砺波市文化会館大ホールでウクライナ出身の世界的オペラ歌手、オクサーナ・ステパニュックさん(東京在住)と、全国大会で優秀な成績を収めている砺波市立出町小学校合唱クラブが出演する「ウクライナ支援チャリティー・ジョイントコンサート」を開催した。
ウクライナでは、平和な日本からは想像もつかない悲惨な状況がもう2年も続いている。今回のコンサートは、ウクライナの歌手と地元の小学生の歌声を通じてより多くの人にその現実に思いを馳せてもらい、平和について考える時間を共有すること、また、コンサートの収益金と会場で集まった募金をウクライナの子どもたちの医療や教育に役立てることを目的としている。
1000人を超える来場者でいっぱいになった会場には、母国の自由と平和を願うステパニュックさんの美しい歌声と、思いを一つにした合唱クラブの子どもたちのハーモニーが響き、大きな感動に包み込まれた。観客一人ひとりが一日も早い戦争終結とウクライナの平和を祈り、世界平和への思いを共有する時間になったと思う。
それから2カ月後の12月27日には、クラブ役員3人と合唱クラブの児童3人で東京のウクライナ駐日大使館を訪問し、コンサートの収益金と募金を届けた。大使館にはステパニュックさんも駆け付け、原野会長からコルスンスキー・セルギー駐日大使に目録を贈呈。子どもたちはコンサートでも歌った「キーウの鳥の歌」を披露した。
セルギー駐日大使との懇談会では、大使から戦時下のウクライナの子どもたちが大変な苦難の中で過ごしている様子を聞き、児童らは「今私たちがこうして合唱クラブで歌えることが当たり前ではないのだと感じました」「世界の紛争で苦しんでいる人たちに少しでも平和が訪れるよう願って歌っていきたいです」と応じていた。また、原野会長は「次代を担う子どもたちが広く世の中に目を向け、他者のために出来ることは何かを考え、行動する奉仕の心を持ってほしいと、このコンサートを企画しました。多くの子どもたちにそれを実感してもらえたものと思います」と述べて、今回の事業の成果を伝えた。
2025.01更新(実行委員長/石川誼希)