トピックス パタヤフォーラムと
国際会長の日本公式訪問

パタヤフォーラムと国際会長の日本公式訪問

2024年11月14~17日、タイ・パタヤで第62回東洋東南アジア・ライオンズ(OSEAL/オセアル)フォーラムが開催され、参加登録者は全体で8101人、日本からは1727人となりました。ファブリシオ・オリベイラ国際会長を始めとする執行役員が出席するフォーラムは、国際協会の方針やさまざまな情報を得る貴重な機会であり、それを各地区やクラブの活動に生かすことが大変重要です。

オリベイラ国際会長は世界各国を歴訪しライオンズメンバーを激励していますが、パタヤに到着後、急きょ現地の病院に入院。胆石の治療を受け、開会式には元気な姿で登場してスーパーマンぶりを発揮しました。

GAT会議

今期、オリベイラ国際会長が最重要の方針に掲げているのが、ミッション1.5です。開会式前日に開かれたGAT会議では、国際会長に代わってA・P・シン国際第1副会長が進行役を務め、国際協会には重要な10の方針があるとし、その1番から10番まで全てミッション1.5であると述べました。その言葉通り、パタヤフォーラムはミッション1.5一色でした。フォーラム全体を通じて、ミッション1.5の目標に向かって前進し、会員拡大を成し遂げるために活発な議論が行われました。

このフォーラムでもう一つの焦点となったのが、地球温暖化です。14日には「ライオンズがウミガメを救う」として子ガメを海に放流。専門家によるセミナーも行われました。

開会式のドレスコードは「ハワイアン」で、アロハシャツで入場

パタヤフォーラムでは、334複合地区の仁科良三元議長が、国際理事候補者として正式にオセアルの推薦を受けました。いつもパワフルな仁科さんは、きっと立派な国際理事になられると思います。最終日の17日、閉会式では来年の札幌フォーラムでの再会を誓い、幕を閉じました。

フォーラム閉会から1週間後には、オリべイラ国際会長による日本公式訪問が行われました。オセアルフォーラム閉会後、モロッコの首都マラケシュで開かれたアフリカ・フォーラムに出席したオリべイラ国際会長夫妻は、11月25日夕刻、トランク9個と共に関西国際空港に到着。公式訪問の会場となる大阪市のリーガロイヤルホテル大阪に入りました。

翌26日午前中は、山田實紘元国際会長も同席されて、日本GATのリーダーたちとの懇談会。小川晶子東日本リーダーや松岡勲西日本リーダーから日本の現状報告を受けたオリべイラ国際会長から、具体的な方向性が示されました。午後の公式訪問には、日本全国から500人を超えるメンバーが集まりました。1時間にわたったオリベイラ国際会長の講演の中心は、ミッション1.5がなぜ必要かという点で、ライオンズクラブの「善意の奉仕」を世界中の人々に提供するには、多くの善意のライオンズメンバーが必要だと訴えました。そして、新会員の入会式、新クラブ結成に貢献したメンバー、多くの新会員をスポンサーしたメンバーなどの表彰も行われました。

27日午前中には地区ガバナーとの懇談会が開催され、各地区の問題点やミッション1.5の進め方などが熱心に話し合われました。午後からは335-A地区(兵庫県東部)のレオメンバーと交流し、続いて神戸市でライオンズが支援するこども食堂「ころころおむすび」を視察しました。そして28日、大阪府庁を訪問した後、オリベイラ国際会長夫妻は伊丹空港から元気に出発されました。国際会長のタフさには、驚くばかりでした。

この4日間、ホスト役を務めた335複合地区の尽力に敬意を表し、廣田晃一議長とそのチームに感謝申し上げます。同じ335複合地区の兄貴分としては「ありがとう。よくやった!」と声をかけて、労をねぎらいたいと思います。

2024.12更新(国際理事/城阪勝喜<大阪港ライオンズクラブ>)