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国際会長の日本公式訪問

足跡をしるす 国際会長の日本公式訪問

11月26日、大阪市のリーガロイヤルホテル大阪で、ファブリシオ・オリベイラ国際会長の330~337複合地区公式訪問が行われた。ファブリシオ国際会長とアマリレス夫人が日本を訪問。山田實紘元国際会長、濱野雅司、城阪勝喜両国際理事ら来賓の他、複合地区ガバナー協議会議長、地区ガバナー、第1副地区ガバナーら約530人が出席した。

ファブリシオ・オリベイラ国際会長は講演の冒頭、「ミッション1.5は今の2倍の人々に奉仕を行える組織になることを目標に動いている。しかし、世界の会員数は現時点では前期末からは純増しているものの、昨年同時期より3000人少ない状態にある」と指摘。その上で「多くの会員がいることにより、多くの奉仕の手が、多くの寄付が、多くの奉仕のためのアイデアと知恵が出る。そのためには、新クラブを結成する他、クラブ支部の活用や女性会員を招き入れることにも積極的に取り組むべき」と、更なる努力を促した。

そして、本年度の国際会長テーマに掲げた「足跡(そくせき)をしるす」のメッセージを全ての会員に広めることを求めると共に、各地区ガバナーに対しては「奉仕を行うのもクラブ、新会員を入会させるのもクラブ、そして会員が退会していくのもクラブ。全てはクラブで起こる」として、常にクラブ会長と連絡を取り合える態勢を取るよう伝えた。

国際会長が参加したメンバーに強く訴えたのは次の四つ。
①ミッション1.5:会員を拡大し、奉仕を拡大することが最も大切な優先事項
②LCIFへの支援:LCIFは世界中でライオンズが足跡をしるすために大きな力となる
③リーダーシップの育成:クラブレベルから国際レベルまで、全てのレベルでリーダーシップを発揮出来るスキルを育てる
④マーケティング:すばらしい奉仕活動のストーリーはソーシャルメディアその他で共有されるべき。クラブをよく知ってもらうことがより多くの会員を招くことにつながる

「日本のライオンズの皆さんは、ライオンズ・インターナショナルから託されたこの責任をきちんと全うしていただけるものと信じています」と、期待をにじませた。

ファブリシオ・オリベイラ会長は、ブラジル・パライバ州カトレドホシャ出身。布生地商の息子として生まれ、18歳の頃には平日は勉学に励みつつ、週末は商店の一員として商売のため各地を駆け回った。1985年にカトレドホシャ ライオンズクラブに入会。そこから、社会奉仕への決意を胸に動き出す。同クラブのメンバーであるアマリレス夫人との間には、娘2人と息子1人に、孫娘がいる。

2024.12更新(取材:北岸秀規<ライオン誌日本語版委員/滋賀県・大津びわこ比叡LC> 写真提供:井上芳幸<大阪ウエストLC>)