投稿リポート 移動式プラネタリウムで
宇宙を感じる観賞会

移動式プラネタリウムで宇宙を感じる観賞会

「ライオンズクラブの歌」の歌詞にある「広い世界」や宇宙を子どもたちに感じてもらう奉仕活動を、小千谷(おぢや)ライオンズクラブ(山田豊会長/50人)は毎年実施している。小千谷総合支援学校で開催する移動式プラネタリウムの鑑賞会で、今年は11月13日に実施し、小学部から高等部までの児童・生徒約65人と保護者5人が鑑賞した。

プラネタリウムの設営・投影を担当するのは、障がいのある子どもたちや外出しづらい人たちに星を観賞する機会を届ける一般社団法人星つむぎの村、ボランティア会員の塚田真理子さん(星くじらのしっぽ代表)。塚田さんはまず、広い銀河の中にある太陽系の位置、オーロラの仕組みなどを分かりやすく説明。直径7mほどの大きなドーム内には、満天の星空が投影される。参加者は10〜15人ずつドームに入って星空を見上げた。子どもたちと一緒に寝転がって空を眺めていると、自分が広い世界、宇宙の一員だということが実感出来た。

ドーム内は暗いため怖がって中に入れない児童もいたが、初めてプラネタリウムを鑑賞したという児童・生徒が多く、みんな興奮した様子で、その表情も星空のように輝いていた。

「プラネタリウムは初めて鑑賞。地球から太陽系、銀河系とどんどん離れていき、宇宙のスケールはすごいと感じた」(中学部1年生)
「ドームに映し出されるきれいな星座に興奮。かに座やさそり座は少し怖かったが楽しかった」(中学部3年生)
「学校でみんな一緒に見られて良かった。広い宇宙の中で出会えた仲間との時間を大切にしてほしい」(中学部保護者)

3年前に地域貢献を目的として始まったこの活動は、小千谷ライオンズクラブの奉仕活動の一つとして定着している。子どもたちの育成と障がい者就労にもつながる取り組みとなるよう、今後も継続したい。

2024.12更新(副幹事/久保田陽一)

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