編集室 ライオンズクラブの
会員拡大を

ライオンズクラブの会員拡大を

私は1993年、新たに結成されたライオンズクラブのチャーターメンバー(創立会員)として入会しました。その当時のライオンズの奉仕活動には、他に類を見ない突出した大きな存在感がありました。当時は、地域社会において、一つでも多くのライオンズクラブが求められていた時代でした。しかしその後、数多くの奉仕団体が出現してボランティア活動が盛んになると、ライオンズクラブの奉仕は目立たなくなってしまいました。会員が減少した背景には、そうした社会の変化があったと思われます。

昨年度からスタートした「ミッション1.5」は、地域社会の増え続けるニーズに応え、これまで以上に多くの人たちに奉仕を届けられるようにするため、より多くの仲間を増やそうではないか、という取り組みです。これまで長く続いてきた会員減少の流れを変えて組織を拡大することは、奉仕の拡大につながります。

全国のクラブの中には、歴史と実績がありながら新会員の招へいがうまく進まず、少人数で運営しているところもあります。そうしたクラブでは、草創期の先達の思いを今一度振り返り、会員一人ひとりが新たな仲間を探す努力をしてください。また、会員数が30人以上のクラブは、仲間を増やすだけでなく、クラブ支部の発足や、新クラブの結成に挑戦してください。その結果として、一日でも早く、日本ライオンズが活力を取り戻すことを願っています。

こうした動きを側面から支援する役割を担っているのがライオン誌です。特に、ウェブを介して誰もが閲覧出来るウェブマガジンによって、広く会員以外の方々にライオンズの活動を知らしめることが出来ます。ライオン誌を活用し、地域で奉仕活動、ボランティア活動に取り組まれている若い世代や女性に、ライオンズの活動をPRしてゆきましょう。それが必ずや、会員の拡大につながるものと思います。

2024.11更新(ライオン誌日本語版副委員長、333複合地区議長/佐藤裕幸<新潟県・柏崎日本海ライオンズクラブ>)