投稿リポート
盲導犬への理解深める
学校訪問授業
鳥取いなばライオンズクラブ
#視力保護
#青少年支援
11月15日、鳥取市立鹿野学園流沙川学舎と鳥取市立浜坂小学校で「盲導犬 小中学校キャラバン」を実施した。鳥取いなばライオンズクラブ(小坂宏治会長/90人)と日本盲導犬協会が開催したもので、中四国唯一の盲導犬育成施設である島根あさひ訓練センターからやって来た、広報担当の原水穂さんと盲導犬のナル君(ラブラドールレトリバー・雄・4歳)による授業が行われた。
当クラブは結成以来56年間、視力保護・盲人福祉活動を続けており、6年前からは盲導犬普及育成の支援活動も行っている。今回のキャラバンはクラブとしては初めての試みで、子どもたちが盲導犬や視覚障がい者について学習する機会を設けるため、日本盲導犬協会が提供するプログラムを両小学校の授業に組み込んでもらった。
鹿野学園では3年生25人、浜坂小学校では3年生110人を対象に、それぞれ体育館で1時間30分の授業が行われ、視覚障がいのある人は日頃どのような生活を送っているのか、ナル君の実演も交えながら説明。外出する際には、点字ブロックと白杖(はくじょう)を使って歩く、目の見える人と一緒に歩く、盲導犬と一緒に歩く、のいずれかが必要なこと、盲導犬は目的地まで道案内をしたり、信号の色を教えたりは出来ないことなどの説明があった。そして、「普段の生活の中で視覚障がいを持つ人と出会う機会は少ないと思うが、もし出会うことがあれば積極的に声をかけて、困っていることがないか聞いてほしい」と呼びかけた。
視覚障がいのある人は全国に30万人いるのに対し、盲導犬は約800頭で、必要とする人に支援が届いていないのが現状だという。今回の授業は多くの新聞やテレビで報道され、社会の関心を高めることにも役立ったと思う。
2024.11更新(児童・青少年奉仕委員長/笹尾茂美)
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