投稿リポート 海岸の環境を守る活動で
国交大臣から表彰

海岸の環境を守る活動で国交大臣から表彰

南宇和ライオンズクラブ(29人)は20年前の2004年から、愛南町にある御荘(みしょう)湾・片の浜海岸の清掃活動を実施している。年2回、「ごみゼロの日」(5月30日)と「ライオンズ奉仕デー」(10月8日)に合わせて行う活動には、地元の中高生を始め多くの団体や企業に協力を呼びかけ、毎回100〜200人が参加する。

御荘湾の汽水域は環境省の重要湿地に選定され、希少生物のドロアワモチ(愛媛県レッドデータブックカテゴリー絶滅危惧1類、環境省カテゴリー絶滅危惧2類)や、シオマネキ(愛媛県カテゴリー絶滅危惧1類、環境省カテゴリー準絶滅危惧)など、絶滅を危惧されている貝類・カニ類・エビ類合計87種(環境省自然環境局,2005)が生息している。当クラブは、地域の貴重な環境と生物の保護、海岸の環境整備を目的として清掃活動に取り組んできた。

この長年にわたる活動で海岸の環境美化に貢献したとして、南宇和ライオンズクラブは国土交通大臣から「令和6年海事関係功労者」の表彰を受けた。「海をきれいにするための一般協力者」として、宇和島海上保安部の推薦を受けて受賞したもので、7月18日、国土交通省会議室において表彰式が執り行われた。

「継続は力なり」の言葉通り、今後も美しい片の浜を守り、次世代につなげるために奉仕活動を続けていきたい。

2024.11更新(会長/吉田茂生)

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