投稿リポート 大島ダム周辺の清掃活動

大島ダム周辺の清掃活動

快晴に恵まれた11月6日、新城(しんしろ)ライオンズクラブ(41人)は、独立行政法人水資源機構豊川用水総合事業部の職員と協力して、新城市内にある大島ダム周辺の清掃活動を実施した。

大島ダムは、東三河地方の農業、工業、水道水などの取水の安定化を目的として建設され、2001年に完成。当クラブはダム湖の朝霧湖を見渡せる公園に、桜の苗木約50本を植樹した。

そして苗木の成長を見守ると共に、周りに繁茂する雑草を刈る作業をスタート。今では桜の木も大きくなって、春の日差しに美しく咲きそろう花を楽しめるようになった。秋には周辺の山々が美しい紅葉に彩られ、風景を楽しみながら湖の周囲を歩く「ダムウォーク」の催しに毎年多くの市民が参加する。このイベントでは、普段は立ち入ることの出来ないダム施設内の見学や、吹奏楽団のコンサートなどが行われる。昨年は地元小学生のアルプホルンの演奏が山々に響きわたり、色付いた湖畔の景色をより一層美しく盛り上げた。

新城ライオンズクラブと水資源機構は、毎年このイベントの直前に清掃活動を行っている。大島ダムは貯水率が100%を超えると、自然越流で水が堰堤(えんてい)を乗り越えて流れ出る。草刈りの当日、水資源機構の職員が「本日は年に数回しかない光景が見られるので、ぜひご覧ください」と教えてくれた。高さ約70m、傾斜80度の壁からあふれて流れ落ちるダムの水は、まるでレースのカーテンをサラサラと広げているような美しい姿だった。

これからもライオンズの仲間と共に、自然に恵まれた美しい環境を守りつつ保全活動に努めていきたい。

2024.11更新(会長/安形千里)

▼大島ダム周辺清掃例会(新城ライオンズクラブ)

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