トピックス 奉仕を核とした
クラブ活性化を目指す

奉仕を核としたクラブ活性化を目指す

「足跡(そくせき)をしるす」と、ファブリシオ・オリベイラ国際会長は私たちにメッセージを送っています。私たちは、優しさや思いやりを持って奉仕し、地域社会に変化と希望をもたらしながら、その足跡をしるしています。そして、私たちライオンズを結び付けているものも「奉仕」です。

私が国際理事会で所属する奉仕事業委員会の役目の一つに「思いやりは大切なこと」奉仕アワードの選定があります。この栄えある賞は、ライオンズの八つのグローバル重点分野(小児がん、糖尿病、災害支援、環境保全、人道支援、食料支援、視力保護、青少年支援)のいずれかにおいて、特に優れた奉仕事業を行ったライオンズクラブとレオクラブに授与されます。2023-24年度のアワードは、2025年1月の委員会で全世界から推薦のあったクラブの事業から30件を選び、3月に国際協会から授与されます。前回(2022-23年度)は、日本から東京ピース ライオンズクラブ、北海道・北見白樺ライオンズクラブ、宮城県・仙台萩ライオンズクラブの3クラブが受賞しました。なお、2023-24年度の事業の推薦は10月末まで受け付けています。皆さんが実施した、地域社会に良い影響を与え、創意工夫を凝らした革新的な奉仕事業をぜひ申請してください。

私たちの奉仕は、健康と福祉の改善、地域社会の強化、困っている人々への支援という三つの使命に基づいています。ライオンズは八つのグローバル重点分野において、それぞれの地域で最も必要とされる時と場所に、多様な方法で奉仕を行っています。その奉仕の必要性がますます高まる中、私たちも成長する必要があります。新会員を迎え、新しいクラブを結成し、より多くの奉仕を地域社会にもたらさなければなりません。それと同時に、次世代のリーダーを育成し、優れたマーケティングやPRを通じて、地域社会に奉仕のストーリーを伝え、ライオンズのイメージを向上させていくことも重要です。新たな奉仕の力を招き入れることで、更に大きな変化を生み出せるでしょう。そのためには、優れたリーダーによるクラブ運営と、地域社会に喜ばれ私たちも満足出来る奉仕活動が必要です。そして、そのすばらしい奉仕活動を広く認知してもらうためのマーケティングやPRも欠かせません。ライオンズクラブが奉仕団体として広く認知されることで、新しい会員を迎える機会が広がります。

皆さんはライオンズの活動を楽しんでいますか? 例会が待ち遠しいですか? 奉仕活動に喜びを感じ、積極的に取り組んでいますか? 国際協会では、クラブ活性化、会員増強、指導力育成など、クラブのために多くのプログラムを用意しています(詳細はライオンズ・インターナショナルのウェブサイトをご覧ください)。「クラブの成功を目指して」というプログラムでは、まずクラブのリーダーで構成するチームを作り、新会員の獲得、奉仕事業の活性化、指導力育成、地域社会へのPRについて話し合い、クラブを評価して課題を見付けます。その後、課題を改善するアイデアを出し合い、目標を設定し、達成に向けた行動計画を立てます。そして計画を実行し、クラブの活性化を実現します。ぜひ、メンバーが「ライオンズクラブに入っていて良かった」と感じる、活力あるクラブ作りを目指してください。そうすれば、新しい仲間を誘いやすくなります。会員候補は、セレモニーが重視される例会の前に、クラブの奉仕事業に招いてください。私たちのモットーは「奉仕」です。地域で求められる奉仕活動に参加してもらえば、ライオンズへの理解が深まり、ボランティア活動への参加に進んで賛同してくれるでしょう。

皆さんのクラブの成功を心から願い、応援しています。もし私にお役に立てることがあれば、遠慮なくご連絡ください。一緒に取り組んでいきましょう。

2024.10更新(国際理事/濱野雅司<埼玉県・岩槻ライオンズクラブ>)