投稿リポート 能登の被災地のために
息の長い支援を

能登の被災地のために息の長い支援を

令和6年能登半島地震で甚大な被害を受けた被災地で、追い打ちをかけるような豪雨災害が発生した。魚津ライオンズクラブ(吉田讓会長/51人)は10月6日、メンバー9人を能登に派遣して、穴水町、輪島市、珠洲市の被災者へ食料を届けた。配布したのは、鍋焼きうどん490食(穴水町60食、輪島市門前町270食、珠洲市狼煙町110食、珠洲市河浦町15食、珠洲市上戸町35食)と富山大根170本(穴水町60本、輪島市門前町60本、珠洲市狼煙町50本)。また珠洲市では、全国のライオンズクラブから寄せられた支援物資の仕分け作業や、車両2台に分かれての物資運搬も行った。

秋になって被災地は冷え込んできており、少しでも温まってもらいたいという思いから鍋焼きうどんを選んだ。当クラブメンバーの会社で今回の支援用に特別に用意してもらったオリジナルの鍋焼きうどんだ。

食料配布の際、被災された女性が涙目で「神様(神棚)捨てた、ご先祖(仏壇、遺影)捨てた、命以外全部なくなった」と話していたのが、今も心から離れない。

当クラブでは能登半島地震直後から被災地への支援活動を続けている。豪雨災害が発生した直後の9月23日には、飲料水が不足しているとの情報を得て、珠洲市民ふれあいの里健康増進センターへ「魚津のうまい水」(500ml・24本入り)30箱を届け、28日には炊き出しの弁当配達要員として、同センターへメンバー2人を派遣した。こうした災害支援はライオンズクラブの奉仕の精神が最も発揮される活動ではないかと感じる。

豪雨災害後、最初に支援物資を届けた時には、被災者の方からこんな言葉を頂いた。
「追い打ちをかけるような災害で被災者の心は折れてしまっている。そんな時、ライオンズクラブさんの笑顔を見たら少しほっと出来て涙が出てきた」
今後も息の長い支援が必要だ。

2024.10更新(PR委員長/小林正伸)

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