編集室 ライオン誌を通じた
出合いと発見

ライオン誌を通じた出合いと発見

ライオン誌日本語版委員会は職権委員の国際理事と、各複合地区で選ばれた委員により構成されている。見識が高く、経験豊富な委員が多い中で、前年度は1年目委員の一員として多くを学び、大変有意義な時を過ごさせていただきました。今期、引き続き委員会構成員としてその大役を務めるに当たり、少しでも役に立つべく気持ち新たに取り組んでまいりたいと思います。

かつて、元国際会長が「時代の変化に応じてクラブも変化しなければならない。しかし過去の古い尺度ではこの変化に対応するのは困難である。変化を恐れず、敢然と変化にチャレンジすることこそ、今ライオンズに求められている特質である」と述べられたのを思い出します。

「変わらなければならない」と多くのメンバーが感じています。行動し、模索をしながら、アイデアを出し合い、若い世代にバトンタッチしていく。そんな中で、変化についていけないメンバーが多少なりとも出てきます。それが、退会やクラブ解散の一因になっているのかもしれません。クラブが守ってきた良き伝統を受け継ぎながら、会員のためのクラブの在り方について考えていきたいものです。 現在のライオンズクラブは、新会員の入会はあっても退会が多く、解散クラブも多いのが現状です。「ミッション1・5」の使命を果たそうと、各地区がそれぞれにアイデアと経験を生かして真摯(しんし)に取り組んではいるものの、なかなか思うようにいかないのも現実のようです。社会生活も人も多様化している今、クラブの進路をどうすべきかと悩んだ時、そんな時こそライオン誌に目を通してください。

ライオン誌では印刷版でもウェブマガジンでも、さまざまな地区、クラブがメンバーの総意で団結し活動している姿を見ることが出来ます。誌面を通じて多くの出合い、新たな発見があります。「We Serve(われわれは奉仕する)」のモットーの下、世界各地でニーズに応える奉仕活動のリポートはもとより、国際協会からの情報、そして「獅子吼」の投稿は豊かなライオニズムに満ちています。

一人でも多くのメンバーに、そして将来のメンバー候補を含む一般の方々にも、ライオン誌に触れていただきたいと願ってやみません。

2024.08更新(ライオン誌日本語版委員/田中明<埼玉県・和光ライオンズクラブ>)