投稿リポート 小中学生を猛暑から守る
涼風扇風機の贈呈

小中学生を猛暑から守る涼風扇風機の贈呈

戸倉上山田ライオンズクラブ(34人)は、近年一層深刻さを増している地球温暖化により教育現場で児童・生徒の熱中症が急増している状況を踏まえて、体調のコントロールが未熟な小中学生の健康被害への対策が急務であると考えた。

クラブ内で検討した結果、長野県千曲市内の小中学校の子どもたちが熱中症予防対策の整った、健康的な環境下で体育活動・スポーツ活動を行えるよう、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)の地区およびクラブシェアリング交付金を活用して「気化放熱式涼風扇風機」の導入を決定。市内13の小中学校に加え、公立中学校の休日部活動の地域移行に対応するために発足した千曲坂城クラブへ1台ずつ、合計14台を寄贈した。

6月14日に千曲市への贈呈式を行い、小川修一市長に目録を手渡した。その後2週間にわたり、当ライオンズクラブのメンバーが各校を訪問して体育館に涼風扇風機を設置し、取り扱いの説明を行った。

この支援によって、約6000人の子どもたちが涼風扇風機が稼働した環境下で体育・スポーツ活動に励むことが出来るようになった。各校の体育館内には、子どもたちの「涼しいー」「冷たーい」といった元気な声が毎日響きわたっている。教育現場で働く先生方や保護者からの感謝の声も寄せられており、メンバー一同うれしい気持ちでいっぱいだ。

これからも地域や子どもたちの声に耳を傾け、地元に密着した奉仕活動を行っていきたい。

2024.08更新(会長/中嶋勲)