投稿リポート ふるさとの川を知り
ふれあいの場に

ふるさとの川を知りふれあいの場に

5月25日、武雄中央ライオンズクラブ(古野宏会長/32人)は国土交通省武雄河川事務所(以下、河川事務所)所管の高橋排水機場において、水環境イベント「ふるさとの川をふれあいの場に」を実施した。

武雄市内を流れる六角川流域では近年に2度、大雨による水害が発生している。このイベントは小中学生を対象に、六角川の役割や、水害発生の仕組み、災害を防ぐために排水機場が果たす役割などを伝えるため、青少年育成事業として企画した。開催に当たっては、河川事務所の他、武雄市の防災・減災課並びに治水対策課の協力を得た。

参加したのは、小中学生46人とその保護者、計94人。普段は入ることの出来ない排水機場の巨大ポンプの仕組みを間近に見、職員の説明に熱心に聞き入る子どもたちの姿がとても印象的だった。また防災体験として、武雄市が備蓄している非常用食料の試食や段ボールベッド、段ボールトイレの疑似体験なども行い、防災に対する意識が高まったと思う。

イベントの最後には、武雄市立北方中学校の吹奏楽部と、河川事務所の職員で結成された音楽バンドによるコンサートも実施。六角川沿いのさわやかな風を感じながら、大盛況のうちにイベントを終えることが出来た。

度重なる水害を経験した地域において、子どもたちだけでなく大人も一緒に治水について学ぶことが出来、とても有意義なイベントとなった。今後もぜひ継続して実施していきたい。

2024.07更新(2024-25年度幹事/土井大史)