投稿リポート 初の農業プロジェクトで
事業資金を獲得

初の農業プロジェクトで事業資金を獲得

2023-24年度、筑後ライオンズクラブ(50人)は新たな資金調達事業として農業プロジェクトを立ち上げた。クラブ会員に約4000平方メートルの畑を提供してもらい、会員全員が協力して取り組んだ。

プロジェクトはトラクターを使って畑を耕し、畝(うね)を作り、マルチを張って土台を作る作業から始まった。2月下旬には、トウモロコシの種4000粒をポットに植えた。最初に畑に植えたのは、ジャガイモの種芋55㎏で、その後3月に入り、成長したトウモロコシの苗を機械で植え付けた。

生育の過程ではさまざまなアクシデントが発生した。ジャガイモは3分の1ほどが病気にかかり、トウモロコシに関しては、カラスやタヌキ、アナグマとの闘いが待ち受けていた。更に、天候不順にも見舞われ、収穫・販売のスケジュールの変更を余儀なくされる事態に陥った。

多くの苦労はあったものの、農業従事者である会員の角一成さんの指導の下、実行委員会を中心に試行錯誤を繰り返し、何とか6月に収穫にこぎつけることが出来た。

6月16日には畑の傍らにテントを立てて、収穫したジャガイモとトウモロコシを販売した。会員やその知人の他、近隣の市民が購入してくれて完売。初めてのプロジェクトながら19万3000円の黒字となった。収益はクラブの事業資金として活用する。

筑後ライオンズクラブは情熱に満ちあふれた会員の集まりだ。農業プロジェクトを通じて、固い友情と団結力の強さを改めて実感した。

2024.07更新(会長/山口雅輝)