編集室 奉仕活動に
想像力を生かそう

奉仕活動に想像力を生かそう

我々ライオンズクラブは奉仕団体です。日々、全国で奉仕活動を実践しています。奉仕には当然のことながら相手が存在します。その相手を思いやることで、社会全体がより協力的で平和なものとなります。共感と思いやりが広がることで、社会の一体感が高まり、地域の絆が強まります。思いやりは人間関係の潤滑油となるだけでなく、社会全体の健全な発展に寄与しより良い世界を築くための基本的な要素でもあります。

相手を思いやり、従来の枠にとらわれない斬新な奉仕活動を創り出すためには、「想像力」を最大限に発揮する必要があります。「この奉仕活動にはどういう効果があるのだろうか」「どうしたら地域の人たちに喜んでもらえるだろうか」など、想像力を働かせながらしっかりとした事前準備をする。それによって参加者の関心を引き、持続的な活動にすることが出来ると考えます。

現代社会は多様な人々で構成されており、それぞれが異なるニーズを持っています。想像力を働かせることで、異なる背景や状況にある人々のニーズを的確に捉え、より包括的な支援を提供することが出来ます。想像力豊かな活動は、参加者にとって魅力的なものとなり、参加する意欲、動機を高めます。興味深く、意義を感じられる活動は、参加者の持続的な参加を促し、長期的な成果を生み出すでしょう。

また、豊かな想像力から生み出された独創的な奉仕活動には、メディアや社会の関心を引き、ライオンズクラブの活動の認知度や影響力を高める効果もあります。それにより、活動への更なる支援や協力、新会員の加入など、大きな波及効果が期待出来ます。

このように、想像力は社会貢献活動や奉仕活動において、活動の質と影響力を大きく向上させる鍵となります。想像力、大事です。

2024.06更新(ライオン誌日本語版委員/上田隆政<広島県・三原ライオンズクラブ>)