投稿リポート 地域活性化と被災地支援に
マグロ解体実演販売

地域活性化と被災地支援にマグロ解体実演販売

6月15日、江津ライオンズクラブ(73人)は、地域活性化及び能登半島地震復興支援事業「マグロ解体実演販売」を実施した。今期初めて取り組んだ新規事業だ。企画立案に取りかかったのが今年2月。社会福祉委員長から「有福温泉を元気にしたい」との提案があり、それならライオンズらしいにぎわいのある事業とし、資金獲得も併せて行ってはどうかと話し合い、計画に着手した。

新たな事業ということで、何をすれば地域の人たちに喜ばれ、温泉街に笑い声と笑顔があふれ、多くの人々が幸せな気持ちになれるか、そのことを常に頭に置いて知恵を絞った。「ライオンズらしい事業って何?」と、事業内容が決まらないまま4月になって焦りを感じていた時、隣の鳥取県境港で5月中旬からマグロの水揚げが始まるというニュースが飛び込んできた。「これだ! マグロでみんなが笑顔になる!」。こうして、マグロの解体ショーと競り市、マグロ串とマグロ丼の販売、有福温泉子供神楽(かぐら)団による神楽の上演という計画がまとまった。

「マグロ解体ショーin有福温泉」事業は当初5月に行う予定だったが、水揚げの有無の心配があり、およそ1カ月ずらして6月15日に実施することになった。クラブ内では「何でマグロなの?」「そんなんで人は来んよ」などなど厳しい指摘もあり、「企画倒れになるのでは・・」と不安が頭をよぎることもあった。

いろいろな難題を一つひとつクリアして迎えた当日、有福温泉に100㎏級のマグロ1本が届いた。来場者数延べ350人。温泉街に本当にたくさんの笑い声と、老若男女のはじけるような笑顔があふれ、大成功のうちに終えることが出来た。

今回の資金獲得事業で得た収益金と、会場で集まった募金6万1800円を合わせた10万円は、能登半島地震義援金としてライオンズクラブ国際財団(LCIF)へ送金する。年度の終わりに大きな成果を上げることが出来た。機会があれば、またチャレンジしたい。

2024.06更新(会長/福田稔)