投稿リポート 合同食育推進活動2024と
チャリティーゴルフ大会

合同食育推進活動2024とチャリティーゴルフ大会

潮来ライオンズクラブ(岩本富雄会長/102人)は5月12日、友好クラブである東京世田谷ライオンズクラブ、東京三軒茶屋ライオンズクラブと共に、合同食育推進活動2024を実施した。東京の子どもたちを招いて、農業経験者であるメンバーの丁寧な指導の下、水田でコシヒカリの苗を、畑ではサツマイモの苗を植えるこの事業には、3クラブから126人が参加した。

例年、春の田植えの次には、秋に稲刈りを行う。毎年この活動を心待ちにしているという子どもたちは、「秋の収穫祭に向けて大きく育ってね」と苗をなで、いとおしそうに植えていた。昼には当クラブの初代会長である関根英輔さんの庭を借りて交流会を開き、久しぶりに顔を合わせた仲間たちと秋の収穫祭に向けての会話を楽しみ、地元の食材を堪能した。また、この日は母の日であるため、お土産にカーネーションと、米や芋などの食材を持って帰ってもらった。

農林水産省は、「食育は、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」としている。私たちはこれを目的に、13年前からこの合同食育活動を続けている。

近年、国民の食を巡る環境の変化は大きい。こうした中で、子どもたちが健全な心と体を培い、未来に向かって羽ばたけるようにすること、また全ての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らせるようにすることが大切だ。食育の原点である家族が一緒に食卓を囲んでコミュニケーションを図る時間と場を大切にしつつ、ライフステージに応じた間断ない食育に今後も力を入れていきたい。

この日の早朝には、5月17日からの開催を控えている「水郷潮来あやめ祭り」に協力し、あやめ園での環境保全活動も行った。

5月14日には、J-GOLF霞ケ浦を会場に第21回チャリティーゴルフ大会を開催し、195人が参加した。集まった浄財は日本赤十字社、潮来市身体障害者福祉協議会、青少年育成潮来市民会議、茨城新聞文化福祉事業団、小中学校あやめカップ争奪ソフトテニス大会、そして能登半島被災者支援金へ寄贈した。ブラザークラブや東京世田谷ライオンズクラブ、大阪府・守口ライオンズクラブと、県を超えての参加もあり、たくさんの方から多くの善意が寄せられた。また当クラブの関根英輔初代会長の喜寿祝いも兼ねており、21年間わたり潮来ライオンズクラブを牽引してきたことに対して、参加者から多くのメッセージが寄せられた。

チャリティー事業の目的に賛同し自主的に参加する人たちは、多くの人の役に立つことを喜びとし、自分がその役目を果たせることに感謝している。そしてそうした自分自身に誇りを持ち、人を愛することで、思いきりチャリティーや社会奉仕を楽しむことが出来る。喜び、感謝、誇り、そして愛。日本人はなかなか口にしない言葉だが、これから先の時代、真に相互の助け合いを考えるならば、自ら進んで使わなければならない言葉ではないだろうか。我々は平和と国際理解を信条とし、思いやりの下に団結して、困っている人々に奉仕する。
 
2024.05更新(ICT・PR情報、青少年健全育成委員会委員長/篠塚洋一)

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