投稿リポート 45周年記念アラート事業
避難所案内看板設置

45周年記念アラート事業 避難所案内看板設置

近年、地震や大雨などによる大規模災害が毎年のように発生している。以前は岡山県は地震、台風、洪水などの天災が少ない地域と言われていたが、2018年7月の西日本豪雨では倉敷市真備町が甚大な被害を受けた。今や日本中どこでも大規模災害はひとごとではなくなっている。

倉敷市ではこうした災害に備えて各所に指定避難所を設置しているが、災害の種類によって避難所の適不適があり、最寄りの避難所が必ずしも安全な避難所ではないケースも生じる。しかし、そうした違いをしっかり認識している住民は少ないし、各避難所にも適正が一目で分かるような案内看板類は整備されていなかった。

そこで、倉敷西ライオンズクラブ(平岡秀樹会長/47人)ではクラブ結成45周年記念事業の一環として、2024年1月から2月にかけて地元玉島・船穂地区の倉敷市指定避難所37カ所に案内看板を、また新倉敷駅前と溜川公園に避難場所総合案内看板を設置した。

幼稚園や小中学校、公民館や公共施設などの指定避難所37カ所に設置した案内看板には、その避難所がどのような災害に適しているが一目で分かるピクトグラムが表示されている。学校で設置作業を行っている時には子どもたちが集まってきて興味深そうに眺めていたので、防災教育や防災意識向上にも役立てられると思う。

新倉敷駅前と溜川公園に設置した避難場所総合案内看板には、指定避難所の場所や、100年に一度の規模の水害・土砂災害が発生した場合の想定浸水範囲や土砂災害警戒区域が分かりやすく色分け表示されている。設置が完了すると早速、散歩中の近隣住民が看板を指さしながらいろいろと話し合う光景が見られた。市民の防災意識向上の一助となれば幸いである。

事業の費用は、これまでに当クラブが行ってきたLCIF寄付の実績から得た地区及びクラブシェリング交付金1万2905ドル(190万6287円)によって賄った。またこの事業は、4月27日に開催された336-B地区(岡山県・鳥取県)第70回地区年次大会において、GST部門ガバナーズ大賞受賞の栄誉に輝いた。
 
2024.05更新(MC委員長/山本達也)

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