投稿リポート こども園で
交通安全啓発活動

こども園で交通安全啓発活動

新城ライオンズクラブ(打桐厚史会長/44人)は4月8日、新城市立東郷西こども園で、交通安全啓発活動を実施した。同園は今年度、新城警察署(小澤一久所長)から交通安全モデル園として委嘱されている。保護者にチャイルドシート使用の徹底を呼びかけたり、園児に交通ルールを教えたりして安全への意識向上を図るのが狙いだ。入園式のこの日、新城警察署交通課からモデル園の委嘱式も行われ、新城ライオンズクラブからは93人の園児全員に交通安全啓発用記念品としてぬりえやクレヨン、折り紙などのセットを手渡した。パトカーや白バイ、愛知県警察マスコットキャラクターのコノハ警部の着ぐるみも出動する中で、我々も楽しくにぎやかな入園式の手伝いが出来た。また、当クラブは20年前に交通安全啓発活動の一環として信号機の絵の付いたエプロンを園に寄贈したのだが、今回もそれを先生方が着用していた。先生や園児の代が替わっても大切に使い続け、子どもたちに安全を伝える気持ちをバトンのようにつないでくれていることを、とてもうれしく思った。

同交通課によると、過去10年間に管内で発生した未就学児の交通事故負傷者は16人で、そのうち10人が乗用車に同乗していた。事故発生の際、チャイルドシートは死亡・重症のリスクを大きく下げる効果があるという。小澤所長は子どもたちに「道を歩く時は大人から離れない」「車に乗った時はチャイルドシートに座る」と呼びかけ、保護者にも「子どもは大人の姿を見て育つ。正しい姿勢を見せてほしい」と訴えていた。

園バスの駐車場とこども園は、緑の歩道・グリーンロードで結ばれている。新入園児たちが保護者に手を引かれながら初めて通るこの道で、クラブメンバーはのぼり旗を持って歩道の両側に立ち園児と家族に交通安全を呼びかけた。これからも市内の未就学児童の交通事故をなくすために、園児たちと触れ合い交流しながら交通安全啓発活動を続けていきたい。

2024.04更新(MC・IT委員長/太田弥生) 

●関連記事
「地元について学び発信しよう」新城LC(2023.08更新)