投稿リポート
デフリンピック2025東京
講演会・上映会
330-A地区(東京都)
#人道支援
ライオンズクラブ国際協会330-A地区(東京都/阿部かな子地区ガバナー)GST社会福祉・障がい者支援委員会は2月19日、「デフリンピック2025の魅力を語る」上映会・講演会(協力:公益社団法人東京都聴覚障害者連盟)を、東京都千代田区の主婦会館プラザエフで主催した。
デフリンピックは聴覚障がい者スポーツの最高峰で、4年に1度、夏季と冬季の大会が行われる。2025年の100周年記念大会は史上初の日本開催で、東京を会場に「東京2025デフリンピック大会」として開かれる。まだまだ知名度が低く、世界的祭典の日本開催を機に、どう盛り上げるかが課題。全日本ろうあ連盟によると、ライオンズクラブによるデフリンピックを単独テーマにした上映会・講演会形式のチャリティーイベントは、全国初だという。
当日は、デフリンピック卓球競技の銀メダリストである亀澤理穂選手と、今夏開かれるパリ2024パラリンピック競技大会に初出場する卓球(知的障がい)の和田なつき選手をゲストに迎え、140席の会場が満席になる大盛況となった。
まず最初に、私が委員長として「当委員会は障がい者スポーツの応援を第一に掲げています。開催地の地元のライオンズがまずは先鞭(べん)をつけるべきです」と開会を宣言。続いて阿部地区ガバナーが「こうした会を機に更にパラスポーツの応援を継続しましょう」と呼びかけた。
会場ではデフリンピックをテーマにした上映会に続いて、亀澤選手と東京都聴覚障害者連盟の粟野達人会長によるトークショーが行われ、質問タイムもあって会場は大いに沸いた。亀澤選手は過去にデフリンピック4大会に出場し、銀と銅計8個のメダルを獲得したレジェンドで、「来秋のデフリンピックこそ絶対に金メダルを獲りたい。そしていずれは後進の指導やパラスポーツの啓発をしたい」と抱負を語った。
もう一人のゲストの和田選手は173cmの長身で、卓球を始めて5年でアジア王座に輝いた期待の星。「パリではとにかく勝ち切る」と意気込みを述べた。なお、和田選手のユニフォームにはスポンサー(330-A地区)であるライオンズのロゴが輝いている。
その後、そろいの黄色いジャンパーを着た当委員会のメンバーが前列に並び「デフリンピックが東京で開催されます。みんなで盛り上げましょう」と手話で宣言すると、会場は万雷の拍手に包まれた。そして、330-A地区として会員有志から集めた総額25万5000円を、デフサポーター登録費として東京都聴覚障害者連盟に寄付。最後に森亮介第2地区ガバナーが「デフリンピックの応援はこれからも継続します」と締めくくり、閉会した。
2024.03更新(330-A地区GST社会福祉・障がい者支援委員長/林潤)