編集室 親子3代ライオンズ
ライオン誌日本語版委員 上田隆政
能登半島地震により犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧・復興を願っております。
21年前、三原ライオンズクラブの会員だった父が急逝し、ようやく落ち着いた頃に先輩方に誘われ、自然の流れのように入会しました。というのも、父はライオンズクラブのことを家族によく話していたので、皆がライオンズを身近に感じていたのです。父の前は祖父が会員で、私も幼稚園児の頃に家族会に連れて行ってもらいました。イチゴ狩りだったと思いますが、その時に食べたイチゴがとてもおいしかったのが今も記憶に残っています。祖父が例会に出かける時はいつもスーツにカンカン帽、手にはステッキ、靴はウイングチップで、子ども心に「カッコつけているなあ」と思っていました。祖父、父、私の上田家三代の在籍期間は合わせて54年7カ月になります。よくぞつながったものだと感心しています。
父はよく、「ライオンズは『無償の愛』だ」と言っていました。見返りを求めることをせず、相手のために尽くす愛情のことです。これこそが、ライオンズの原点だと思います。現在多くの方が、ライオンズクラブはとても厳しい状況にあると感じていると思います。そんな今だからこそ、クラブ内でライオンズクラブは今後どうあるべきかを議論していただきたいのです。「変えなければいけないもの」と「変えてはいけないもの」をしっかりと見極めることが、今後の存在意義の確立につながります。そしてこれからも、「求められる奉仕」「喜ばれる奉仕」を追求していきたいと思います。
ライオン誌では全国のクラブの奉仕活動を発信しています。各クラブの例会においてライオン誌の記事を話題に取り上げ、今後のクラブの活動の参考にしていただければ幸いです。今期はライオン誌日本語版委員として一生懸命がんばってまいりますので、よろしくお願いいたします。
2024.02更新(ライオン誌日本語版委員/上田隆政<広島県・三原ライオンズクラブ>)