投稿リポート 共生社会の実現目指す
みんなのつどい

共生社会の実現目指すみんなのつどい

2011年に障害者基本法が改正された際、「全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現する」という基本理念が掲げられた。共生社会を実現するには、一人ひとりが障がい者への理解を深めると共に、ひとごとと思わないように意識の向上を図ることが大切になる。

飯田長姫ライオンズクラブ(小林文人会長/68人)では過去の事業において、聴覚障害者福祉委員会などが担当して福祉施設等への訪問交流会を実施し、その都度、高い評価を得てきた。2019年には、共生社会を目指す動きに沿って、障がいのある人もない人も、ともに(共に、友に)交流する場づくりとして「障がい者週間イベント・ともにつながる みんなのつどい」を行政との共催で実施した。その後コロナ禍による休止を経て、今年度は2023年12月3日、飯田市上郷公民館を会場に2回目のみんなのつどいを開催した。主催は「ともにつながるみんなのつどい実行委員会」で、当クラブが主管し、実行委員長を当クラブの小林会長、副実行委員長は同・伊藤佳代子社会奉仕委員長と飯田市健康福祉部の林みどり部長が務め、開会式では佐藤健市長からあいさつがあった。

みんなのつどいのテーマは「心をつなぐ ひと・おと・えがお」。会場では、三つの障がい者団体を含む4団体の和太鼓チームによるステージや障がい者文化芸術作品展、パネルシアターの他、五つの福祉施設がパンや焼き菓子などを販売する福祉ショップを出店。各団体、施設が日頃の活動の成果を発表し、市民との交流を深めた。

2024.01更新(PR委員会副委員長/稲垣健治)