投稿リポート
稲佐の浜海岸清掃で
楽しい奉仕をPR
336-D地区2リジョン1ゾーン(島根県)
#環境保全
336-D地区2リジョン1ゾーンでは近年、ゾーン内の4クラブ(出雲、平田、大社、佐田)での合同奉仕を毎年計画し実施している。今年はゾーン・チェアパーソンの私と4クラブの会長が相談し、海岸清掃を行うことにした。
全国の皆さんにとって島根県はあまり「メジャーな県」ではないかもしれないが、「出雲大社」と言えば多くの方がピンと来るのではないだろうか。旧暦の10月には全国から八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる。他の土地では神様がお留守になるのでこの月を神無月と言うが、ここ出雲では神在月(かみありづき)と呼ぶ。出雲大社の西方1㎞にある稲佐の浜では、神々をお迎えする神迎神事(かみむかえしんじ)が行われる。今年の開催日は11月22日。その前に稲佐の浜の漂着ゴミを撤去するのが我々のミッションだ。
出雲大社を含む地域を活動域とする大社ライオンズクラブでは、クラブの活動を地域にうまくPR出来ず、会員増強と会員の若返りに苦心していた。全国でもこうした課題を持つクラブはたくさんあると思う。そこで今年の合同奉仕では大社ライオンズクラブの活動を広くPRし、地元住民と一緒に活動することを目標に掲げた。他の3クラブの会長からも海岸清掃実施に賛同が得られたので、より多くの人にPR出来るように「皆さんと一緒によろこび隊!」と書かれた横断幕を用意。「奉仕活動は楽しいんです!」そして「一緒に喜びたいんです!」という我々の思いを、大いにアピールしたいと考えた。
前夜までの悪天候で海岸清掃が実施出来るか心配されたが、たくさんの晴れ男と晴れ女、そして八百万の神々のおかげか当日の10月28日はすばらしい晴天に恵まれ、皆で楽しく奉仕活動をすることが出来た。まさしく「皆さんと一緒によろこび隊」になれたと実感した。稲佐の浜にあってひときわ目を引く、小さな祠(ほこら)と鳥居が建つ弁天島には、いつも多くの観光客が集まっている。清掃活動には地元大社町の若者や中学生も大勢参加してくれたので、大いにライオンズクラブの奉仕活動がPR出来、当初の目標を達成出来たと思う。そして今回の活動が、会員増強や会員の若返り、更にクラブ支部結成にも結び付いてくれることを願っている。今後もクラブ間の交流を通じて地域社会に貢献し、楽しい奉仕をPRしていきたい。
2023.12更新(ゾーン・チェアパーソン/岩﨑哲也)