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シーハンLCIF理事長
交付金事業を視察
国際理事、LCIFエリアリーダー(東日本) 鶴嶋浩二
9月14日から19日の日程で、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)のブライアン・E・シーハン理事長及びロリ夫人が日本を公式訪問されました。札幌と京都の2カ所で式典と晩餐会が行われ、両会場とも300人近い方々が参加されて、理事長の呼びかけに応えて多くの寄付誓約をいただきました。改めて皆様にお礼を申し上げます。
式典・晩餐(ばんさん)会が公式訪問のハイライトではありますが、首長への表敬訪問やLCIF交付金事業の視察も重要な行事です。今回、東西2カ所で行われた事業視察は、環境保全と災害準備が共通のテーマとなりました。
札幌では2018年の北海道胆振(いぶり)東部地震に対するLCIFの被災地復興支援を振り返り、LCIF災害交付金を活用して再建した平岡公園(札幌市清田区)の東屋(あずまや)とかまど型ベンチを視察しました。理事長夫妻による記念植樹も行われ、2025年に開催される札幌OSEALフォーラムのすばらしいキックオフにもなりました。また、当時の地震で被害の大きかった清田区の区役所前に設置されたハザードマップも視察。表側は避難場所や警戒区域などが示された地図、裏にはライオンズクラブの説明や胆振東部地震に対するLCIF及び全国のライオンズからの支援で設置されたことが書かれており、市民への周知にも役立っていることを確認しました。
西日本の公式訪問では、滋賀県草津市のロクハ公園で植樹と環境整備に取り組むライオンズの活動を視察しました。公園に到着後、理事長夫妻は草津ライオンズクラブの案内で公園内を自転車で移動し、つかの間のサイクリングを楽しまれました。同クラブは2年前にシェアリング交付金を利用して石材ベンチを寄贈。同時期に災害に備えてかまど型ベンチも駐車場横に寄贈しています。
視察後にシーハン理事長は、日本の皆様へのメッセージを私に託されました。
「LCIFは災害が発生した際、被災した人々のニーズに応えるために力を発揮しますが、これからも可能な限り災害に備える力を強化していくことが重要です。そのためには皆でさまざまなアイデアを出し合い、また寄付を通じて財団の資金力を高めておく必要があります。そのために日頃から支援してくださっている日本のライオンズの皆様に、心からありがとうと申し上げます」
2023.10更新(国際理事、LCIFエリアリーダー(東日本)/鶴嶋浩二<北海道・札幌中島ライオンズクラブ>)