投稿リポート 子どもたちの成長の糧に
大曲仙北剣道錬成大会

子どもたちの成長の糧に 大曲仙北剣道錬成大会

剣道は勝負を争うのもさることながら、心身を鍛え、礼節を尊んで自己の修養に努める武道であり、その錬成は人間形成につながるものである。

9月17日、大仙市ふれあい体育館において「第47回ライオンズ旗争奪 大曲仙北剣道錬成大会」が開催された。この大会は大曲ライオンズクラブ(石川肇会長/95人)と大曲仙北剣道連盟が主管し、大仙市と仙北市、仙北郡をエリアとするライオンズクラブ国際協会332-F地区4リジョンに所属する10クラブの共催で実施している。回を重ねてきた歴史ある大会だけあって、ライオンズ会員の中には子ども時代にこの大会に出場した経験を持ち、深い感慨を持って見守る人もいる。

大会にはエリア内にある七つの道場から52人が参加し、小学2年生以下、3・4年生、5・6年生男子、同女子、団体戦の各部門で熱い戦いが行われた。2面用意した試合場では、剣士たちがかけ声と共に力強く竹刀を交わした。まだ経験の浅い小さな剣士が、所作の段階で審判から教えを受けつつも真剣に試合に臨む姿には、この経験がこれからの成長の糧となると感じた。

近年は少子化の影響で出場選手数が減少傾向にある上、新型コロナの影響もあって大会運営の難しさを実感している。実際に、コロナ禍で縮小開催を余儀なくされた年度もあった。それでも大会名に「錬成」とある通り、剣道を通じて子どもたちの心身を鍛えて立派に育てること、それが地域の発展につながっていくことを信じて、これからも大会運営に努力していきたい。

2023.10更新(MC委員長/佐藤英夫)

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