投稿リポート 合同食育収穫祭で
稲刈りと芋掘り

合同食育収穫祭で稲刈りと芋掘り

潮来ライオンズクラブ(大森利一会長/105人)は9月10日、友好クラブである東京世田谷ライオンズクラブ(進藤義夫会長/76人)、東京三軒茶屋ライオンズクラブ(福島和正会長/24人)を招き、14回目の合同食育収穫祭を実施した。今回は台風13号の通過直後となり、当クラブの多田満さんが経営する多田農園の芋畑は、前日から水中ポンプを24時間フル稼働して排水を行った他、大きく伸びた草を刈って整備した。

収穫祭は、元330-A地区ガバナーでもある東京世田谷ライオンズクラブの進藤会長と、東京三軒茶屋ライオンズクラブの藤村貞夫幹事のあいさつでスタート。気温30度を超える真夏日となったこの日、子どもたちは春に自分たちで植えた稲を慣れない手つきで刈り取り、歓声を上げた。芋畑では、今年は猛暑が続いたために芋の育ちが悪かったが、やはり春に植えた場所を探し「小っちゃ~い!」と叫びながら楽しそうに掘り出していた。

道の駅・石の蔵で行った試食会では、今年収穫した農産物などをバーベキューで楽しみ、臼と子ども用きねで餅つき体験もしてもらった。また、櫓(ろ)でこぐ和船でのクルーズも行った。都会ではなかなか見られない船に乗り、子どもたちは大はしゃぎだった。東京から来た皆さんは「天候不順や自然災害が続き、生産者のご苦労がよく分かりました」と話していた。

生涯にわたって生き生きと暮らすためには、何よりも「食」が重要だ。ところが近年、食生活を巡る環境が大きく変化し、その影響が顕在化している。例えば、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加、食料の海外依存、伝統的な食文化の危機、食の安全などだ。この状況を変えるためには、多様な経験を通じて「食」に関する知識と、正しく選択する力を習得し、健全な食生活を実践出来る人を育てる食育活動が必要である。これは生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものだ。当クラブでは今後も継続事業として、こうした力を育む活動を推進していきたい。

2023.09更新(潮来ライオンズクラブICT・PR情報、青少年健全育成委員会室長/篠塚洋一)

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