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楽しいピックルボール

みんな大好き! 楽しいピックルボール

ミネソタ州エデン・プレーリー ライオンズクラブの会員、カート・ゴークは、77歳の今も週に3回ピックルボールをプレーし、日曜日には教会の礼拝後に初心者に教えている。妻のジェーンも全国大会に出場する腕前だ。約14年前、2人がラケットボールからピックルボールに転向した頃、バドミントンとテニス、卓球を組み合わせたようなこのスポーツを知る人はほとんどいなかったが、今ではアメリカで人気が急上昇しているだけでなく、世界各国でプレーされている。ピックルボールはまた、クラブに資金調達の新たな機会をもたらした。クラブ最大の募金活動で毎年恒例のイベント「スクーナー・デイズ」の一環として、町で大人気のこのスポーツのトーナメントを実施するようになったのだ。

ニューハンプシャー州キーン ライオンズクラブのロン・ファリーナは、アメリカ・ピックルボール協会のアンバサダーだ。彼は約50年間テニスを続けてきたが、テニス仲間に誘われてピックルボールをやってみて、夢中になってしまった。すぐに週に6日、プレーするようになった。ライオンズでも53年間にわたり活躍してきたロンは、クラブや周囲に「やり遂げる男」として知られている。彼はピックルボールを普及させるためにライオンズや市のリーダーたちと会い、このスポーツがいかに楽しいか、更に糖尿病の改善や運動の機会としてどのように活用出来るかを説いて回った。賛同者は増え、2016年にはキーン ライオンズクラブはライオンズクラブ創設100周年を記念する取り組みの一つとして、6面の新しいコートを作るために1万5900ドルを拠出した。ロンが管理するアドレス帳には、ピックルボールを学びたい人やコートを使用したい人など、350件のメール・アドレスが並ぶまでになった。ピックルボールをきっかけにキーン ライオンズクラブに入会した人もいる。
「私たちが作った6面のコートはすぐに埋まり、順番待ちが出るようになりました。30km以上離れた所からやって来る人もいます」とロン。
「ピックルボールはコミュニティーや友情に、そして運動の機会としても寄与していますが、とにかくプレーしてみれば楽しいのです!」

2023.09更新(国際協会配信 文/ジョーン・ケアリー)