投稿リポート
水難防止のための
海岸巡視活動
千葉県・飯岡ライオンズクラブ
#人道支援
飯岡ライオンズクラブ(宋如芳会長/34人)が毎年夏の観光シーズンに行っている継続事業に、飯岡海岸の海開きに合わせた夏季水難防止海岸巡視活動がある。市による海水浴客誘致は行われなかったコロナ禍中も、猛暑の中で涼を求めたりサーフインをしたりするために海に来る人は結構いたので、巡視活動はずっと継続していた。今年は4年ぶりに海開きの神事も行われ全面解禁となるはずだったが、波消しブロックの効果で砂がたまりすぎて浅瀬になり遊泳場所が確保出来なかったため、海水浴場は開設されないことになった。とはいえ、今年は旭市いいおかYOU・遊・フェスティバルが再開され、メインイベントの海浜花火大会を始め各種イベントが開かれるなど、海岸一帯にかつての活気が戻ってきた。当然当クラブでは今年も7月15日から8月12日までの毎週土曜日・日曜日の計9日間、旭市観光物産協会飯岡支部と連携して巡視活動に取り組んだのである。
巡視活動は当番制で、クラブ内の運営・事業の委員会ごとに5~8人の班を編成して行う。その行程は、午後1時に市のコミュニティセンター・いいおかユートピアセンターに集合。2018年にクラブ結成50周年を記念して設置した希望の鐘がある刑部岬から眼下に広がる飯岡海岸の様子を確認し、飯岡漁港へと向かい漁港内を見回った後、この時期最も多くの人が訪れる萩園海岸に移動して周辺の安全を確認する。最後に、水難事故防止のため監視所に常駐しているライフセーバーから当日の海の状況や人出、水難事故の有無などを聞き取って海岸巡視日報に記載し、終了となる。
巡視活動期間中にはさまざまなイベントが開かれて大勢の人が海岸を訪れたが、当クラブや関係機関の安全対策により、今年も事故なく無事に終了することが出来た。これからも地域奉仕活動の一環として、夏季水難防止海岸巡視活動を通じて安全な環境づくりに貢献していきたい。
2023.08更新(事務局長/守部幸一)
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