国際財団
2021-2022年度
LCIF年次報告
LCIF
LCIF理事長メッセージ
世界は希望を必要としています。そしてライオンズクラブ国際財団(LCIF)はその呼びかけに応え、世界の助けを必要とする人々に希望を届けています。
私はこの1年、LCIF理事長を務めることが出来て光栄でした。LCIFの支援による成果について、多くの方々から話を聞くことが出来、とてもうれしく思っています。私たちが力を合わせて成し遂げてきたあらゆることについて、大変誇らしい気持ちです。
LCIF交付金に支えられた皆さんの奉仕のストーリーは意欲をかき立てるものです。その恩恵を受けた人々が皆さんの思いやりを直接的に知ることはないかもしれませんが、世界は確かにより良い場所になっているのです。
世界中がさまざまな課題に直面する中、ライオンズは重要な活動を続けてきました。私たちは平和を支持し、非常に困難な時期にウクライナや世界中の難民を支援する交付金を設けて、思いやりで結束しました。
皆さんにはどうか、LCIFへの継続的な支援をお願いします。それにより、キャンペーン100の成功を更に発展させることが出来ます。私たちは世界への奉仕を継続しなければなりません。なぜなら、共に力を合わせれば、どんなことでも成し遂げられるからです。だからこそ、LCIFは非常に重要なのです。
ライオンズ、そしてレオの皆さん、この歴史的な時期にLCIF理事長を務める機会を与えていただきありがとうございました。この務めは私に最大級の達成感を与えてくれました。 これからも皆さんと共に奉仕出来ることを楽しみにしています。
感謝の気持ちを込めて
ジュンヨル・チョイ
2021-2022年度LCIF理事長、前国際会長
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共に成し遂げました!
LCIFは皆さんの協力により、財団史上最大の募金キャンペーンである「キャンペーン100: 奉仕に力を」で3億2500万ドル以上を集めました。
キャンペーン100国際委員長を務めた山田實紘元国際会長は次のように述べています。
「キャンペーン100に協力し、今後何年にもわたって私たちの国際財団の将来を確かなものにしたライオンズとレオの皆さんの貢献を大変誇りに思います。世界中に希望を広げるために、ライオンズとLCIFが必要とされています。共に手を携えることで、その力はあらゆる場所に及びます。LCIFは、ライオンズが困っている人々に手助けと思いやりを届けられるように支援しています」
この驚くべき成果を可能にしたのは、世界中の私たちのサポーターとライオンズです。 世界に希望を広げるために協力していただき、ありがとうございます!
キャンペーンの成功に貢献した山田元国際会長とJ・フランク・ムーア3世元国際会長(キャンペーン100国際副委員長)のリーダーシップと支援に感謝します。2人が示した模範は、世界中の全てのライオンズに刺激を与えています。
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2021-2022年度LCIF年次報告書に収められたストーリーの中からいくつかをご紹介します。これらの成果は、皆さんの寛大な寄付によって可能になったものです。その他のストーリーや、交付金情報、寄付の最新情報を含む年次報告書は、lionsclubs.org/lcifannualreportにアクセスしてご覧ください。
竜巻被害後の支援
アメリカ・ケンタッキー州メイフィールドが竜巻に見舞われて壊滅的な被害を受けた後、ライオンズ・メンバーのケビン・ビショップはLCIFに支援を求めた。メイフィールドを襲った竜巻は、あらゆる建物を破壊してがれきの山に変えた30個もの竜巻の一つだった。LCIFはただちにケンタッキー州のライオンズに緊急援助金を交付。送電線の多くが損傷して停電したため、交付金は発電機やガス・ヒーター、一酸化炭素検出器の購入に充てられた。更に43-K地区に対し、メイフィールド・グレイブス郡消防署と救助隊の機材を購入するための追加の交付金も提供した。竜巻で破壊された消防署は保険に加入していたものの、失われた設備を元通りにするには不十分だったからだ。
LCIFの支援の他にも、ペンシルベニア、オレゴン、オハイオ、ニューヨーク、コネチカット各州のライオンズが災害発生から数日のうちに物資を届けた。
「私は長年、『ウィ・サーブ』をモットーとするライオンズの一員として活動してきましたが、地域がこうして支援を受けた今、この言葉の真の意味を知りました」とビショップは語っている。
空腹の子に希望を
世界中の多くの子どもたちが、毎日空腹のまま起き、眠りに就く。 インドでは、子どもの5人に2人が栄養失調に陥り、病気や発育不全につながる可能性がある。
食料問題に直面している各地の農村部の子どもたちを支援しているのが、6歳以下の子どもたちの飢餓と栄養失調に対応する児童保育施設「アンガンワディ(ヒンディー語で「中庭の避難所」)だ。 この施設は、総合児童発達支援プログラムの一環として1975年にインド政府によって設けられたが、衛生的な厨房(ちゅうぼう)や食堂がない施設もあった。
そこでライオンズは、LCIFから食料支援交付金8万4225ドルを受けて、ケララ州全域にある90のアンガンワディで厨房と食堂の改修を実施した。調理台と流し台をステンレス製に改修し、配管を交換して、コンロ付き作業台と冷蔵庫を設置。また、食堂にはステンレス製のテーブルとベンチを置いた。アンガンワディでの食事を頼りにしている子どもたちは、衛生的な環境で調理された健康的な食事を取ることが出来るようになった。
糖尿病を抱えて生きる人々のため
糖尿病教育では、この慢性疾患がどのような病気で、私生活や仕事にどのような影響を与えるかを指導し、患者が病と付き合っていけるようにする。
カナダ・オンタリオ州ウェリントン郡にあるグローブス記念地域病院の糖尿病・患者教育センターは、1型、2型及び妊娠糖尿病の患者に教育プログラムを提供。患者が糖尿病について学び、健康を維持する対策を講じられるよう支援している。このセンターの教室の視聴覚システムと、診察室のコンピューターの整備を拡充するため、LCIF交付金5万ドルとA-15地区の支援金16万ドルが活用された。この事業には地元の9クラブが協力した。
糖尿病の教育、予防、治療に寄与するライオンズの取り組みは、オンタリオ州の住民に大きな変化をもたらした。
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1968年以来、LCIFは世界的な人道奉仕活動に資金を提供し、地域や世界の困っている人々を助けるライオンズとレオの取り組みを深めてきました。LCIF.orgにアクセスして、私たちがどのように力を合わせて希望を広げ続けているかについて詳しくご覧ください。
2023.06更新(国際協会配信)
●関連情報
ライオンズクラブ国際財団(LCIF)日本/オセアル調整事務局 https://lcif.jp/