投稿リポート 全ての子どものための
クラシックコンサート

全ての子どものためのクラシックコンサート

北九州ライオンズクラブ(疋田賢一会長/33人)は今年度、結成65周年を迎えた。この節目の年に何か心に残る奉仕活動に取り組もうと話し合いを重ね、当クラブの基幹とも言うべき青少年育成事業の一環として、子どもたちのためのクラシックコンサートを開催することにした。これまで保護者の方が「退屈して騒いでしまうのではないか」「ハンディキャップがあるので不安」と心配してコンサートに足を運ぶチャンスがなかった子、生演奏を聞いたことがない子に気軽に来場してもらえるよう、「0歳から入場可能、子どもが騒いでも構わない」というコンセプトで計画。全ての子どもの幸福を願う5月5日のこどもの日に「北九州こどもの日コンサート」と題して開催した。

来場者受付のスタッフにも子どもが参加

会場は北九州市立戸畑市民会館の大ホール。全席自由席で入場料は1000円、3歳未満はひざ上に抱いていただいくことで無料とした。指揮は当市出身の指揮者・竹内健人さん、演奏は地元に密着した合奏団として誕生した響ホール室内合奏団にお願いした。また元劇団四季俳優のさえきまゆこさんには司会の他、演奏や歌も披露していただいた。ビゼー「カルメン前奏曲」、ベートーベン「交響曲第5番『運命』1楽章」、映画「ライオン・キング」の主題歌「サークル・オブ・ライフ」を始めとする計12曲の演奏や歌の他、楽器紹介のコーナーなどで構成したコンサートは、あっという間の70分間だった。

当日は天気にも恵まれて600人近い入場者があり、予想以上のにぎわいに我々も驚かされた。会場は子どもたちの拍手や歓声、歌声、そして何よりも笑顔であふれていた。次回開催を期待する声もたくさん頂いた。北九州ライオンズクラブはこれからも、青少年育成事業に力を入れていきたい。
 
2023.06更新(計画委員長/磐梨文孝)