投稿リポート 合同食育活動の
田植えと芋苗植え

合同食育活動の田植えと芋苗植え

潮来ライオンズクラブ(江口誠一会長/106人)は5月14日、友好クラブである東京世田谷ライオンズクラブ、東京三軒茶屋ライオンズクラブと共に、コロナ禍により延期が続いていた合同食育活動を3年ぶりに実施した。東京の子どもたちを招いて、農業経験者であるメンバーの丁寧な指導の下、水田でコシヒカリの苗を、畑ではサツマイモの苗を植えた。例年、春の田植えの次には、秋に稲刈りを行う。この活動を心待ちにしていたという子どもたちは、「秋の収穫祭に向けて大きくなってね」と苗をなでていた。昼には道の駅いたこで合同交流会を開いて、久しぶりに顔を合わせて会話を楽しんだ。

農林水産省は、「食育は、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」としている。私たちはこれを目的に、12年前からこの合同食育活動を続けている。

近年、国民の食を巡る環境の変化は大きい。こうした中で、子どもたちが健全な心と体を培い、未来に向かって羽ばたけるようにすること、また全ての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らせるようにすることが大切だ。食育の原点である家族が一緒に食卓を囲んでコミュニケーションを図る時間と場を大切にしつつ、ライフステージに応じた間断ない食育に今後も力を入れていきたい。

「生きている 健康である 手が動く 足で歩ける 目が見える 耳が聞こえる このあたりまえのことの中に ただごとでない幸せがある」(東井義雄/1912~1991年/教育者、浄土真宗僧侶)

2023.05更新(ICT・PR情報、青少年健全育成委員会委員長/篠塚洋一)

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