トピックス 風を吹かそうライオンズ
GAT日本全域副リーダー 松岡勲
今期のGATは、「2割アップ・2割アップ」の意思統一の下にスタートしました。日本のライオンズクラブは毎年多くの新しい仲間を迎えていますが、残念なことに退会者数が入会者数を上回り、過去4年間では年平均4000人以上の純減を続けています。この状況があと20年続けば、日本ライオンズの火が消えてしまいます。こうした強い危機感の下、全国のライオンズ・メンバーと意識の共有を図り、GATの全チームが一丸となって、会員増強に特化した活動と退会防止に全力で取り組んでいます。
日本では2021-22年度にGMA(グローバル・メンバーシップ・アプローチ)がスタートし、6準地区がパイロット地区となりました。私はGMAパイロット地区の特命リーダーとして6準地区と協力し、会員増強と退会防止、新クラブ結成に取り組みました。その結果、4準地区(330-A、332-A、334-A、335-B各地区)で会員増強に成功、パイロット地区ではありませんでしたが337-D地区を加えた5準地区で純増を遂げ、日本全体としては2772人の純減に抑えて年度末を迎えることが出来ました。
GATは次の五つのチームから構成され、これまでの縦割りの活動から横軸のつながりを強化し、全てのチームが連携して取り組んでいます。
・GMT(グローバル会員増強チーム)
・GLT(グローバル指導力育成チーム)
・GST(グローバル奉仕チーム)
・SCP/FWT(スペシャルティクラブ・プログラム/家族及び女性チーム)
・GET(グローバル・エクステンション・チーム)
GMTは全準地区で会員増強活動を行い、時代と共に変化する奉仕の担い手を増やすことを目指します。世界中でライオンズの助けを必要としている大勢の人々のために、毎年15%ずつ増加している自然災害の被災者を支援するために、より多くの会員が必要であることを皆様にご理解いただけるよう活動を展開しています。
GLTは次世代リーダーを始めさまざまな場面におけるリーダーの養成に取り組みます。コミュニケーション能力を高めるための指導、多様性を生かして活動することの必要性を理解してもらうための指導を行っています。
GSTは奉仕の喜びを分かち合います。全ての会員、もちろん新会員にも積極的に参加してもらい、奉仕活動を通じてやりがいを感じ、ライオンズクラブのすばらしさ、多くの笑顔を直接受け取り、退会防止にもつなげる活動を展開します。
SCP/FWTは家族会員や女性会員の増強、クラブ支部やスペシャルティクラブの結成を含め、新クラブ結成に向けて全国展開しています。特に日本では成人年齢が18歳になったこともあり、キャンパスクラブの結成や学生会員の増強に力を注いで活動しているところです。
GETは、昨年12月末までに全国35準地区でGETコーディネーター、副コーディネーターを選出してもらい、今年1月から全国で活動をスタートしました。既存の各委員会からは独立した組織であり、新クラブ結成に特化したチームとして強力に活動していきます。
GATは全国のライオンズ・メンバーの皆様と情報を共有し、会員減少の危機から脱するために全チームで取り組んで参りますので、ご協力をお願いいたします。来る4月12日には京都市の京都テルサ(京都府民総合交流プラザ)で第2回全国サクセスストーリー成功事例報告会を開催予定です。ご参加頂いた会員の方々から発表者への質問時間も設けています。地区役員だけでなく、全国から多くのメンバーのご参加をお待ちしています。
2023.04更新(GAT日本全域副リーダー<西日本担当>、元335複合地区議長/松岡勲<京都南ライオンズクラブ>)
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「全国のクラブ、地区によるサクセスストーリー報告」(2022.12更新)