投稿リポート フリースクール野球大会
京都洛南ライオンズクラブ
#青少年支援
京都洛南ライオンズクラブ(野澤俊彦会長/41人)は3月4日、京都市南区の殿田球場にて「第12回京都洛南ライオンズクラブ杯フリースクール野球大会」を開催した。この大会は12年前、さまざまな理由で学校の野球部には入れない子や、野球は大好きだが野球経験がない子どもたちに、スポーツの楽しさを経験する場を提供するために始めたもの。今年はフリースクールの3チームに通信制高校の1チームを加えた計4チームが出場し、熱戦を繰り広げた。
年齢も体格も野球歴もバラバラな選手たち。中にはこの日初めてバットを握る子もいるが、一つの白球を追いかけ一生懸命プレーする姿はみな生き生きとしている。この日のために一緒に練習する時間を取ることは難しいと思われ、選手たちのプレーはどこか危うく、けがをしないかとヒヤヒヤするが、空振りしてもバットにボールが当たっても大きな声援が飛びかう。私たちライオンズ・メンバーも彼らが楽しそうにグランドを駆け回る姿を見たくて、毎年大会を開催し応援している。
大会は4チームのトーナメント戦で、1回戦の後に昼食を挟んで決勝と3位決定戦となる。またその間に、当クラブ・メンバーを中心に編成されたチームと、この大会に協賛しているフリースクールほっとハウスのチーム「H.NINE(エイチナイン)」によるエキシビション・マッチも行う。H.NINEの子どもたちも、毎年この試合を楽しみしてくれているようだ。1点差の好ゲームとなったのは昨年と同じだったが、昨年敗北を喫した当クラブが今年は勝利を収めた。
その後の決勝戦では昨年の準優勝チームが優勝チームを最終回で逆転し、こちらも雪辱を果たす形となったが、負けた方も勝った方も満面の笑顔であった。全ての試合で皆が勝利を目指しながらも伸び伸びと楽しそうにプレーしていて、最後までグラウンドから明るい声が途切れることはなかった。
京都洛南ライオンズクラブは、雨天中止以外はコロナ禍中も含めてこの大会をずっと開催してきた。これからも、子どもたちがスポーツを通じて心身共に健康な人生を歩む一助になるよう続けていきたい。
2023.04更新(MC・IT委員長/重光普央)