投稿リポート 被災地元気プロジェクト
海の豊かさを守る大清掃

被災地元気プロジェクト 海の豊かさを守る大清掃

332-B地区は、栗村地区ガバナーの重点目標の一つである東日本大震災被災地元気プロジェクトとして、3月26日に三陸海岸の4カ所で同時に海岸清掃を実施した。今年度は日本にライオンズクラブが誕生して70周年の節目でもあり、地区全体を明るく元気にするような奉仕活動を行おうと企画した。

清掃活動を行った場所は、北から久慈市の舟渡海水浴場、宮古市の浄土ヶ浜、釜石市の根浜海岸、陸前高田市の高田松原で、内陸部のクラブ・メンバーはバスや乗用車で各所へ集合。参加者は海岸のゴミを拾い、分別し、それらを各自治体へ持ち込むところまでを奉仕活動とした。

栗村地区ガバナーにはプロジェクトの参加者に対し、被災地復興のために国内外から寄せられた支援への感謝を胸に活動に臨んでほしいという強い思いがあった。そこで、ライオン誌日本語版に2015年11月号増刊として発行された特集号「LCIF東日本大震災交付金事業」のデータ提供を依頼し、参加者にプリントを配布。被災地での復興支援事業について再確認した上で、海岸清掃に取り組んだ。

このプロジェクトのために昨年11月に地区合同アクティビティ実行委員会を立ち上げ、地区内クラブへ参加を呼びかける案内を出し、清掃場所4カ所の受け入れ計画を着々と準備してきた。皆の協力によって、栗村地区ガバナーの目指す「地区全体が一つになる」という姿が準備段階から浮かび上がった。

当日は心配していた通りの雨模様となったが、「雨天決行!」の地区ガバナーの号令の下で予定通りに実行された。報道機関への働きかけを担当したメンバーの活躍により、地元テレビ局や新聞社の取材も入り、ライオンズクラブの活動を広くアピールすることが出来た。

栗村地区ガバナーと新沼学会計、幹事を務める私の3人は、朝7時に県南部の大船渡を発ち、久慈市の舟渡海水浴場から三陸海岸を南下して4カ所を訪問。各地に集まったメンバーにはハイタッチで迎えられた。コロナ禍の3年間は思うような活動が出来なかったレオクラブの子どもたち39人も参加し、参加総数は335人に上った。

災害やコロナ禍など、困難な状況にも一人で立ち向かうのではなく、「皆でやればできる」という勇気を得た地区合同事業となった。

2023.04更新(332-B地区キャビネット幹事/榊原昌宏)